トップへ

HYDE×いしわたり淳治×阿部サダヲ、あいみょん×吉岡里帆がW主題歌に 『音タコ』楽曲情報発表

2018年06月20日 05:02  リアルサウンド

リアルサウンド

写真

 阿部サダヲが主演を務め、吉岡里帆がヒロインを演じる映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』に参加している全14組のアーティストが明らかになった。


参考:吉岡里帆の小さすぎる歌声から口の中まで……!? 阿部サダヲ主演映画『音量を上げろタコ!』特報


 本作では、阿部演じるロックスター・シンと、吉岡演じるストリートミュージシャン・ふうかの2人が偶然出会って以降、シンの歌声に関する重大な秘密を巡って繰り広げられる痛快な物語がコミカルに描かれる。


 W主題歌の1曲は、阿部演じるシンが作中で歌う「人類滅亡の歓び」。作曲をL’Arc~en~CielのHYDE、作詞を音楽プロデューサーとして活躍するいしわたり淳治が担当した。また、同曲のバックバンド「EX MACHiNA」として、降谷建志や岡崎体育などへのサウンドプロデュースなどで活躍するPABLO、RIZEやDragon Ashをはじめ多数のバンドで活躍するKenKen、FUZZY CONTROLのSATOKOの3名が、演奏と出演の両面から盛り上げる。


 さらに、吉岡演じるふうかの歌うもう一つの主題歌「体の芯からまだ燃えているんだ」の作詞・作曲は、シンガーソングライターのあいみょんが手がけた。同曲のアレンジ・演奏は、年間40~50本のライブを行い、音楽フェスなどに多数出演のTHIS IS JAPANが担当する。


 また、W主題歌だけでなく挿入歌にも豪華アーティストが集結。人気沸騰中のnever young beachの安部勇磨が「夏風邪が治らなくて」を作詞・作曲し、never young beachがアレンジ・演奏として参加。さらに、2018年7月での”完結”を発表している、チャットモンチーの橋本絵莉子が、ソロとして「まだ死にたくない」「ゆめのな」の作詞作曲を手がける。そして「遊ぶ金欲しさの犯行」の作詞・作曲は、グループ魂のギター“遅刻”としても活躍する富澤タク。同曲ではニューロティカのKATARU(ベース)、NABO(ドラム)とともにギターとして演奏・出演も行う。また、ジュリアード音楽院で音楽を学んだ清水麻八子をボーカルに迎え、圧倒的なテクニックを誇るプログレッシヴ・ロックバンド八十八ヶ所巡礼が「肩噛な!」を作曲し、演奏と出演で参加する。


 メガホンを取った三木聡監督は、「HYDEさんといしわたりさんの曲、格好良すぎて脳下垂体からアドレナリンが噴出します。あいみょんさんは、心をグラグラと揺らされる歌を作って下さいました。どのアーティストも最強過ぎ。ちょっとしたフェス状態で心も体も震えます。阿部サダヲ・吉岡里帆という二人のパフォーマーがその曲に対してどう立ち向かっているのか、ご期待ください」とコメントしている。


【HYDE/「人類滅亡の歓び」作曲】
監督のイメージを具現化していったら恐ろしい曲になりました(笑)。シンとの共通項も多く、時期的にもお互いパクったわけではないのですが、シンと僕のアー写がそっくりだったので驚きました。僕はドーピングしてませんよ!


【いしわたり淳治/「人類滅亡の歓び」作詞】
「声帯をドーピングしてとんでもない声を出すカリスマ的ロックスターの歌詞なんですけど…」なんていう言葉で笑いながら始まる打ち合わせは、おそらくこの先の人生でも二度とないでしょう。廃退的で耽美的な歌詞。とても楽しい貴重な経験をさせて頂きました。


【あいみょん/「体の芯からまだ燃えているんだ」作詞・作曲】
人生の先には、まだ知らない誰かとの出会いが想像つかないくらいに待っていて、その出会いが自分自身の人生を大きく変えていくかもしれない。そう思うと未来は爆発的に面白い。
あの日聴いた音や声、見たもの全てが今日の自分に語りかけてくるように、体の芯を燃やす感覚をいつになっても忘れたくないです。テンションを上げて行こう!


【PABLO/「人類滅亡の歓び」アレンジ・ギター演奏・出演】
ライブシーンで炸裂する「人類滅亡の歓び」の編曲では三木監督のアイデアに基づき、様々なサブカルとリンクした音楽的要素を詰め込めこみつつ、やりたい放題で最高に気持ちがいい音に仕上がりました!映画に出演することが夢だったこともあり、作品と関わり最高の体験をさせていただきました。是非、映画館の大音量で『EX MACHiNA』の轟音を『シン』の絶唱を全身に浴びてください!!


【KenKen/「人類滅亡の歓び」ベース演奏・出演】
今回は大好きな三木聡監督の作品に呼んでもらって、本当に嬉しかったです。冒頭の少しの出演ですが、少しでも華を添えられたら幸いでございます。


【SATOKO(FUZZY CONTROL)/「人類滅亡の歓び」ドラム演奏・出演】
最高に楽しくて刺激的な映画と楽曲に携わらせて頂き幸せです。音楽演奏のみならず、阿部サダヲさんのバンドメンバーとして役も頂いて光栄の極みです。三木ワールドの住人たちは本当にぶっ飛んでいます。故にメイクが奇抜すぎて誰だかわからないかも……(笑)。


【THIS IS JAPAN/「体の芯からまだ燃えているんだ」アレンジ・演奏】
「音量を上げろ!」と言われなくても音量を上げがちなバンドである我々ですが、観終わった後には「もっともっと音量を上げたい!」とテンションが上がってしまいました。大好きな作品です。エネルギーとエモーションに満ちた「音タコ」に、少しでも携われたことを誇りに思います。(杉森ジャック(THIS IS JAPAN))


【安部勇磨(never young beach)/「夏風邪が治らなくて」作詞・作曲】
この映画は笑って観る映画です。恥ずかしがらず、たくさん笑いましょう。


【橋本絵莉子/「まだ死にたくない」「ゆめのな」作詞・作曲】
声が小さく、気も小さいボーカリストの曲を作って下さいとお願いされた時は、私の得意分野かもしれないと思いました。普段の私に近いからです。歌詞も、私半分、ふうか半分の割合で完成しました。楽しかったです。


【富澤タク(グループ魂/Number the.)/「遊ぶ金欲しさの犯行」作詞・作曲・ギター演奏・出演】
当時のパンク、ニューウエーブに思いを馳せながら、三木監督と作詞の共作までさせていただきつつ、楽曲制作をやらせてもらいました。そのうえ微妙に出演までさせていただき(直視しないでください(苦笑))感謝の念に堪えません。今年の音楽映画はコレで決まりっしょ!


【八十八ヶ所巡礼/「肩噛むな!」作曲・演奏・出演】
監督のキ●ガイ的な歌詞のおかげで、我々だけでは絶対に作れなかったキ●ガイじみた曲ができました。監督に感謝です。(マーガレット廣井(八十八ヶ所巡礼))


【三木聡監督コメント】
■本作の音楽について
この作品の音楽を最強のメンバーでやれたことは、本作をやってよかったと思えることのひとつです。参加して下さった、どのアーティストも最強過ぎ。ちょっとしたフェス状態で心も体も震えます。


■W主題歌について
HYDEさんといしわたりさんの曲、格好良すぎて脳下垂体からアドレナリンが噴出します。
あいみょんさんは、心をグラグラと揺らされる歌を作って下さいました。阿部サダヲ・吉岡里帆という二人のパフォーマーがその曲に対してどう立ち向かっているのか、ご期待ください。


(リアルサウンド編集部)