ニッサン、『FIAグランツーリスモチャンピオンシップ』上位プレイヤーを日本へ招待

日産自動車は6月19日に開幕した『FIAグランツーリスモチャンピオンシップ』のマニュファクチャラーカップにおいて、日産自動車を選択し最上位の結果を出したドライバーと欧州で開催される『日産GTスポーツカップ』のウイナーを日本へ招待するとアナウンスした。

　19日（火）に開幕したFIAグランツーリスモチャンピオンシップは、プレイステーション4用ソフト『グランツーリスモSPORT』内で行われるFIA公認のチャンピオンシップだ。

　このチャンピオンシップは、各プレイヤーが国を代表して戦うネイションズカップと、自動車メーカー1社を選び、その代表として戦うマニュファクチャラーカップのふたつで構成され、参加地域はEMEA（ヨーロッパ・中東・アフリカ）リージョン、北米／中南米リージョン、アジア／オセアニアリージョンの3つに分かれている。　　

　ニッサンはふたつのチャンピオンシップのうち、マニュファクチャラーカップで日産自動車を選んだプレイヤーのランキング最上位者を、富士スピードウェイで開催するニスモフェスティバル、グランツーリスモの開発元であるポリフォニー・デジタルへ招待する。

　また、世界一決定戦として行われるワールドファイナルに出場するプレイヤーはニッサンチームのウエアを受け取るとともに、ニッサンGTアカデミー卒業生からコーチングを受けられるとのこと。

　同じく日本への招待が行われる『日産GTアカデミースポーツカップ』は、欧州地域のプレイヤーが、上述のマニュファクチャラーカップでニッサンを選択すると自動的にエントリーするもの。

　この大会は6～8月にかけて行われ、各月で上位12位までに入ったプレイヤーは9月に行われるブランパンGTシリーズ・エンデュランスカップ最終戦の舞台、カタルニア・サーキットへ招待される。

　ここに招待された36名に加え、カタルニア・サーキットで新たに出場権を与えられた12名を加えた計48名が『日産GTスポーツカップ』に参戦。その勝者が日本への切符を手に入れる。

　さらに6～8月のマニュファクチャラーカップでトップの成績を収めたプレイヤーは、シルバーストンで行われる日産トレーニングキャンプに参加でき、現実世界でのドライビングスキルを学べるとのこと。

　ニッサンでグローバル・モータースポーツ・ディレクターを務めるマイケル・カルカモは「ニッサンは、GTアカデミーを通してゲームのなかのレーシングコースでしか競ったことがないドライバーでも、世界最速のドライバーになれることを証明した」と述べている。

「ソファから抜け出してコックピットに入った彼らは、どのようにすればレーシングドライバーとして成功できるかという従来の常識を覆した。大会のレベルは非常に高く、私たちはオンラインレースをリアルなレースの代わりとして考えているだけではないんだ」

「大会がFIA公認のチャンピオンシップとして注目されるのは素晴らしい機会だし、日産車で競う世界最高のゲーマーたちに出会えることを楽しみにしているよ」