6月18日朝、大阪府北部を震源とする地震があり、最大震度6弱の揺れを観測した。そんな中、ツイッターで情報を発信しつづける大阪市の吉村洋文市長が話題になっている。
吉村市長は地震発生から約6分後には「大阪で大きな地震が発生しました。各メディアの情報に注意し、安全を確保して下さい」と投稿。以降も
「市役所で災害対策本部を立ち上げ、各24区でも立ち上げました。火災3件、救護救助20件発生しています」
「大阪ガスからの報告です。安全確保のためガスの供給を停止します」
など大阪市の対応・現状報告や注意喚起などについて、17時時点で27件のツイート・リツイートを行っている。
「大阪市は浄水・配水場、下水も正常に稼働」→「高槻市に給水車派遣」
水道の状態については「大阪市の浄水場、排水場ともに正常に稼働しています。現時点では水は正常です」「下水も現時点で正常に稼働しています。トイレ、排水の心配もないと思われます」と投稿。そして
「(大阪府)高槻市に給水車6台を派遣しました。大阪市の浄水場に問題なく、技術力も高いので、必要な水と部隊を周辺市に派遣します」
と隣接していない高槻市への派遣を報告した。高槻市の16時発表の情報によると、同市では地震により大規模な断水やにごり水が発生している。17時以降には市内ほぼ全域が断水する可能性もあり、復旧見込みは未定となっている。
応急給水についても随時情報が追記されているが、吉村市長の対応に「仕事のできる市長でよかった!」「この状態で他市に給水車派遣できるなんて凄いです」などのリプライが相次いだ。
「既に登校している児童生徒は学校で安全確保します」
幼稚園、小学校、中学校、高校については9時20分の時点で「全て休校にする指示を出しました。自宅で安全確保してください」と投稿し、その6分後には「既に登校している児童生徒は学校にて安全確保します」とツイート。他にも、市内の教育機関について
「市内一部学校では、授業を実施しているところがありますが、正式の授業時数にはカウントしません。後日補講します。まずは安全確保を優先して下さい」
「既に登校している児童生徒は学校で安全確保します。お昼の給食は対応できます」
「学校給食ですが、ガスが一部不通の学校については、牛乳はありますが、ご飯が炊けないところがあります。最低限でも災害時の避難食で対応します」
など事細かに情報を投稿していた。一連の投稿についてツイッターでは「学校は休校にすべき。大阪市長の判断正しい」「大阪市長、本当に仕事できると思う。東京なら無理だろう」など称賛の声が挙がっている。