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MotoGP:中上、最高峰クラス昇格後初の転倒リタイア。「フロントのフィーリングがいまひとつだった」

2018年06月18日 16:51  AUTOSPORT web

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MotoGPクラスのレースで初めて完走を逃した中上
スペインのバルセロナ・カタルーニャサーキットで行われたMotoGP第7戦カタルーニャGP決勝レースを、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は転倒リタイアで終えた。中上にとって、MotoGPクラス昇格後にリタイアした初めてのレースとなった。

 土曜に行われた予選で、中上は自身初の予選Q1を突破、Q2に進み、自己最上位グリッドタイとなる12番手を獲得した。予選後には「金曜からレースペースを見据えたセッションの取り組みを続けてきましたが、厳しいレースになることは間違いない」と語りつつ、4列目からスタートする決勝レースで、ベストリザルトを目指していた。

 迎えた決勝レースで、中上はオープニングラップで17番手にまでポジションを落とす。レース後に中上が語ったところによると、「序盤からフロントタイヤのフィーリングがいまひとつで、あちらこちらのコーナーで何度も切れ込みそうになっていた」という。

 その後は順位を回復し、13周目は16番手で終えていた。しかし14周目の5コーナーで、ポジション争いを展開していたブラッドリー・スミス(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)のインに飛び込みオーバーテイクしようとした際、フロントを切れ込ませて転倒。スミスとともにリタイアとなった。

「厳しいレースになることは覚悟していましたが、結果を残すことができなかったのはとても残念です」

「5コーナーでスミス選手をオーバーテイクしようとしたときに、少し限界を超えてしまったようで、フロントから転倒してしまいました。巻き込んでしまったスミス選手には、本当に申し訳なく思っています」

「また、今回のレースウイークでもすごく頑張ってくれたチームに結果を持ち帰ることができず、申し訳ない思いです。明日はここでテストを実施するので、気持ちを切り替えていい内容のテストにして、次戦に備えます」

 カタルーニャGPの決勝レースは厳しい結果になったものの、予選では速さを見せた中上。この経験をもって、次戦のさらなる躍進を目指す。