トップへ

イーロン・マスクのトンネル高速交通会社、シカゴでも受注!

2018年06月17日 10:02  Techable

Techable

写真
イーロン・マスクのトンネル掘削会社The Boring Companyは、トンネル高速交通の建設を米シカゴで受注したと発表した。

「Chicago Express Loop」と呼ばれる、シカゴのダウンタウンとオヘア国際空港を結ぶラインとなる。
・LAに続き2件目
The Boring Companyのトンネル高速交通はすでにロサンゼルスで進められていて、シカゴは2件目だ。

計画ではオヘア空港第1~3ターミナルと、ダウンタウンを12分で結び、料金は20~25ドル(約2200~2800円)になる見込み。これはタクシーに比べ断然早く、そして安い。
・30秒間隔で運行
Chicago Express Loopは、The Boring CompanyのLoop構想に基づいている。これによると、地下トンネルの専用レーンをポッドと呼ばれるカプセル状の乗り物が時速240キロほどで走る。地上のような渋滞もないため、ストレスなくスムーズかつ高速で移動できるとしている。

計画ではChicago Express Loopは1日に20時間、30秒間隔で運行されるとのことで、実現すれば市民はもとより観光客も大きな恩恵を受けられそうだ。
・交通渋滞の解決策に
もっとも、実際に建設が始まるまでには市議会の採決などまだ越えるべき手続きがあり、開業時期などは見通せていない。

ただ、ロサンゼルス、シカゴという米国の主要都市がLoop構想を取り入れる動きは、他都市にも影響を与えることは必至だろう。

Loopは電気で走るためクリーンな乗り物という側面もあり、交通渋滞や大気汚染が社会的問題となっている都市部で受け入れられる余地は十分にありそうだ。

The Boring Company