トップへ

ル・マン24時間:スタート4時間後もトヨタ勢のリードが続く

2018年06月17日 02:31  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

ル・マン24時間をリードする2台のトヨタTS050ハイブリッド
第86回ル・マン24時間耐久レースは6月16日、フランス、ル・マンのサルト・サーキットで現地時間15時に決勝レースがスタートし、セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/フェルナンド・アロンソ組8号車トヨタTS050ハイブリッドとマイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペス組7号車トヨタTS050ハイブリッドが僅差のレースを展開。トヨタ勢がレースをリードしている。

 8号車トヨタは、開始から2時間28分でセバスチャン・ブエミからフェルナンド・アロンソに交代。2周後には7号車もピットインし、マイク・コンウェイからホセ-マリア・ロペスに交代。7号車が先行し、8号車が続く展開に。3番手には3号車レベリオンが続いているが、スタートから3時間も満たずトヨタ勢にラップダウンされている。

 それ以降も2台は接近したりを繰り返しながら周回を重ねているが、途中8号車を駆るアロンソがパンクチャーに見舞われていた7号車をパス。4時間経過時点で8号車がトップ、7号車が2番手に。ただその差は僅差で、2台が争いながら悲願の初勝利に向けて盤石の走りを続けている。

 一方、非常に激しいトップ争いが展開されているのはLM-GTEプロクラス。スタートからトップを争う91号車、92号車という2台のポルシェ911 RSRが、伝説のマシンがタイムスリップしたかのようにスペシャルカラーを見せつけながらバトルを展開。これに68号車をはじめとしたフォードGT勢、さらに81号車BMW M8 GTE、52号車フェラーリなどが続くが、上位陣は大接戦となっている。

 途中、現地時間18時37分の時点でLMP2クラスのジャッキー・チェンDCレーシングの38号車がユノディエールで左フロントタイヤバーストに見舞われてしまったため、その破損の処理等もありこのレース最初のセーフティカーが導入される。この直前にピットインしていた92号車ポルシェがリード、81号車BMWが2番手、69号車フォードが3番手に続いている。

 LMP2クラスは、G-ドライブ・レーシングの26号車オレカが序盤からトップを快走。総合でも6番手につけている。2番手はシグナテック・アルピーヌのアルピーヌA470、3番手にはグラフ-SO24の39号車オレカがつけている。