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ル・マン24時間スタート! 序盤から2台のトヨタが初勝利に向け大量リード築く

2018年06月16日 23:41  AUTOSPORT web

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2018年ル・マン24時間のスタートシーン
第86回ル・マン24時間耐久レースは6月16日、フランス、ル・マンのサルト・サーキットで現地時間15時に決勝レースがスタートし、セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/フェルナンド・アロンソ組8号車トヨタTS050ハイブリッドがリード。マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペス組7号車トヨタTS050ハイブリッドが続き、トヨタ勢がレースをリードしている。

 現地時間15時、いよいよスタートを迎えたル・マン24時間。オープニングラップでは、ポールポジションスタートのセバスチャン・ブエミがドライブする8号車トヨタTS050ハイブリッドと、マイク・コンウェイがドライブする7号車トヨタが順位を入れ替えながら1周目をこなす。

 先にピットへ向かったのは8号車で、その後7号車がピットへ向かうものの、7号車の方が8秒ほど余分に時間を要し、8号車が先行。7号車が2番手に続いている。一方、LMP1のライバル勢は、アンドレ・ロッテラーがドライブしていた1号車レベリオンとベン・ハンレーがドライブしていたドラゴンスピードの10号車BR1が接触。遅れたほか、SMPレーシングの11号車がスタートから1時間ほどでガレージへ。ライバル勢が逆に遅れてしまっている。

 開始から1時間というところで、早くもトヨタ勢はLMP1のライバルたちに対して1分以上のマージンを築いている。このままいけば“ワンマンショー”のまま悲願の初勝利を手にすることになる。レースはまだ残り23時間で、特に1時間前後からところによりわずかな雨が降っていることもあり、予断は許さないものの、圧倒的なタイム差がついている。

 LMP2クラスは、G-ドライブ・レーシングの26号車オレカがリード。シグナテック・アルピーヌの36号車アルピーヌA470が2番手に続くが、上位を争う存在だったジャッキー・チェンDCレーシングの37号車オレカが早々にガレージに入れられている。

 今季最大の激戦区であるLM-GTEプロは、序盤は91号車、92号車というポルシェGTチームの911 RSRがレースをリード。フォードGT勢が続くが、上位陣はまるでスプリントレースのような僅差の戦いを展開。開始から1時間を過ぎて92号車ポルシェがリードしているものの、上位陣はコンマ差~1秒程度の差となっている。