鈴鹿8耐仕様のヤマハYZF-R1(YAMAHA FACTORY RACING TEAM) 6月16日、ヤマハは全日本ロードレース第4戦の舞台となっているスポーツランドSUGOで、7月26~29日に鈴鹿サーキットで開催される“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第41回大会の参戦体制を発表。ファクトリー体制のYAMAHA FACTORY RACING TEAMから鈴鹿8耐への出場が決まった中須賀克行、アレックス・ロウズ、マイケル・ファン・デル・マークの3人が4連覇へ向けた意気込みを語った。
2017年の鈴鹿8耐で優勝し、3連覇を達成したヤマハ。2018年は4連覇を達成すべく、3連覇を牽引した中須賀克行、アレックス・ロウズ、マイケル・ファン・デル・マークの3人で挑む。チームを率いるのは、全日本ロードレース選手権JSB1000でヤマハのファクトリーチームを指揮する吉川和多留監督だ。
史上初の鈴鹿8耐4連覇の記録がかかる中須賀は「YZF-R1の20周年という節目の年に、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームで4連覇に挑戦できることをとてもうれしく思います」と次のようにコメント。
「今年のライバルも強力なラインアップになりますが、僕自身は全日本で、アレックス選手とマイケル選手はスーパーバイクでR1とともに好調を維持しており、その3人が再集結するということで、昨年以上に強力なチームになると自負しています」
「R1の20周年に華を添えられるよう、ファンの皆さんの期待に応えられるようがんばりますので、今年も応援よろしくお願いします」
ヤマハのファクトリーチームから3年連続出場となるロウズは「本当に大切で、楽しいレースである鈴鹿8耐に、再びヤマハのファクトリーライダーとして参戦できることを光栄に思う」と述べ、意気込みをこう語る。
「昨年ともに大きな成功を収めたマイケル、そして中須賀サンと再びチームを組めることをとても楽しみにしているよ」
「僕にとって今回は、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームで3年連続の勝利を、20周年記念のR1によって達成するチャンスになる。今から本番が待ちきれないよ!」
ファン・デル・マークは「ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームの一員として再び鈴鹿8耐に参戦できることをとてもうれしく思う。僕たちは昨年すばらしいレースをすることができた。YZF-R1の20周年を祝う今年の鈴鹿8耐でも、アレックスと中須賀サンとともに、きっとよい結果を得ることができると信じている」とコメントしている。
また発表に合わせて、ヤマハは鈴鹿8耐仕様のYZF-R1をお披露目。スタジオショットも公開した。
2018年の鈴鹿8耐を戦うYZF-R1は、1998年に発売したYZF-R1の20周年を記念したもの。赤・白のカラーリングをベースに、初代モデルの『YZF』と『R1』ロゴ、そして『20周年記念』ロゴなどが掲げられる。また、YARTヤマハとGMT94ヤマハの2チームも、赤・白のカラーリングを施したマシンで鈴鹿8耐に出場する。
鈴鹿8耐4連覇に向け盤石な体制を敷いたヤマハ。41回目の開催となる鈴鹿8耐で史上初の記録が生まれるかもしれない。