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キンタロー。&ロペス、名越ペアとともに社交ダンス・メジャー大会で決勝進出の快挙

2018年06月16日 20:12  Techinsight Japan

Techinsight Japan

マイアミ世界選手権でのキンタロー。&ロペス、山本英美先生、名越ペア(画像は『キンタロー。 2017年11月3日付Twitter「みなさん 本当に沢山のエールありがとうございます。」』のスクリーンショット)
TBS系のバラエティ番組『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』が6月15日、同番組の企画から社交ダンス日本代表として活躍するまでになったキンタロー。&ロペス(岸英明)の奮闘ぶりを放送した。2人は今年の4月にオーストリア・ウィーンで行われたヨーロッパの大会、オーストリアオープン2018に出場しており、世界三大大会と言われる同大会にて好成績を出すことで現在の世界ランキング29位から20位へのランクアップを目標に掲げた。

ただ、それには決勝まで勝ち上がりファイナリストとなるのが必須条件であり、これまでにメジャー大会で日本人選手が決勝進出したことは一度もない。

番組ナレーションから「ひでみ総監督」と呼ばれるカリスマコーチ・山本英美先生が、今回も2人を成長させた。まだオーストリア大会へ向けて準備を進める頃、英美先生は2人を呼んで「本音で言うよ」と切り出す。

キンタロー。&ロペスは、昨年10月に米マイアミで行われた社交ダンス世界選手権にて歴代日本人最高位の7位という快挙を成して「マイアミの奇跡」と注目された。

英美先生は「誰もがそうなるものだが、マイアミの世界選手権が終わってやっぱり気が抜けたと思う」との主旨で話し、特にロペスに対して「何回か練習するなか、ロペスの顔が気になって気になって仕方なかった」と覇気のなさを指摘する。

「もうなんか…言葉にすれば偽物のダンスにしか見えなかった」「目や表情に全部出る」「周りが何を言おうが自分が頑張ろうと思わないと。人より努力しないといけない、人と一緒では勝てない」と激励され、ロペスのスイッチが入ったのだ。

それから2人の練習はさらに熱を帯び、ついにオーストリア大会を迎える。会場で演技を見守っていた英美先生は「ロペスがちょっと腹くくってる感じが見える。『クッ!』ってなんか気持ちが引き締まってる感じがする」と笑みを見せた。

さらにキンタロー。をつかまえて「志保はめちゃ調子いいし、ロペスが違うやろ? いつもと」と話しかけ、「新しいロペスやねん! スゴイ男になってるから、もっともっと信用してついていってみん? 大丈夫、頼っても! そしたらもっともっと2人で輝けるから!」とアドバイスした。

すると「はい!」と答えながらキンタロー。の目は輝きを増して自信に満ちていく。新技“キンタロー。トルネード”を教えてくれたりとテクニック面の指導も頼もしいが、2人は英美先生の精神的なアドバイスに何度も力づけられてきた。

世界の強豪がひしめく中、キンタロー。&ロペスペアは準決勝でチェコのルボスペア(世界ランキング6位)と接戦の末に総合6位タイで決勝に進む。日本代表の名越ペア(世界ランキング17位)も5位となり、史上初となる日本人の決勝進出、しかも2組という快挙だ。

今回、オーストリアオープン2018の結果からキンタロー。&ロペスは世界ランキング29位から14位へ躍進して20位の目標をクリアしている。

ちなみに名越ペアは会場で番組のインタビューに答え、「マイアミで(キンタロー。ペア)に打ち崩されましたので、やっぱり我々はチャンピオンではなくて、いつまで経ってもチャレンジャーなんだという気持ちでこの半年間頑張ってきました」というから、お互いに良い刺激を受けているようだ。

番組最後にはナレーションで「次の大会はライバル、名越ペアと一騎打ち」とあり、どのような展開となるか注目したい。

画像は『キンタロー。 2017年11月3日付Twitter「みなさん 本当に沢山のエールありがとうございます。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)