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中須賀、高橋巧を警戒し「無理して1分27秒付近で走った」/全日本ロード第4戦レース1会見

2018年06月16日 19:21  AUTOSPORT web

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レース1の会見に臨んだ中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、高橋巧(Team HRC)、野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM #5)
全日本ロードレース選手権第4戦SUGOのJSB1000決勝レース1を終え、表彰台に登った中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、高橋巧(Team HRC)、野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM #5)がレースを振り返るとともに、レース2への意気込みを語った。

■中須賀克行/YAMAHA FACTORY RACING TEAM(レース1:優勝)
「たびたび霧雨が降り、難しい路面状況でした。どういうペースで走ればいいか先頭だったので分からず、一度、霧雨が強くなったときにペースダウンしました」

「プッシュしないと(高橋)巧選手がついてくるだろうと思ったから、そうなるとレース後半は自分にとってきつくなると思い、無理して1分27秒付近で走ったら離すことができました。作戦勝ちかな。本当は1分26秒前半でコンスタントに走りたかったけれど、周回遅れもいたし、苦しい状況でした。難しいコンディションでしたが、落ち着いて走り、優勝することができました」

「オートポリスから難しいコンディションが続いているので、雨なら雨、ドライならドライとうような、はっきりした状況でレースがしたいです。そんな難しいなかでも、しっかりと25ポイント稼げました。明日のレース2も、ここにいる3人でのバトルになると思うので、集中して明日に備えたいです」

■高橋 巧/Team HRC(レース1:2位)
「事前テストでペースを作ることができず、悩んでいる部分があったのですが、予選でセッティングを振ったところ、少し光が見えてきました。明日に向けて、このレース1で自分のライディングもマシンも理解しようと試しながら走行したら、ペースつかむことができました」

「何とか中須賀選手についていきたかったのですが、まだ一歩、二歩足りず、一度自分のペースが落ちたときに離されてしまいました。レース後半にペースは戻ったのですが、時すでに遅し。明日はバトルをして、苦しめられるようにしたいです」

■野左根 航汰/YAMAHA FACTORY RACING TEAM #5(レース1:3位)
「事前テストはうまく乗れて、タイムもよかったのですが、今日はコンディションが悪く、予選前半は20番手くらいにいて、苦労していまいた。そんな状況の中で表彰台を獲得できてよかったです」

「序盤に様子を見てしまい、攻められなかったことが敗因です。今日は、予選セッションの最後、4周くらい初めて履いたタイヤで臨みました。そのタイヤはそれしか経験がなかったから、症状が分かりづらかったのですが、最後までグリップしてくれました」

「事前テストでは前との差を縮められたと思ったのですが、今日みたいな難しいコンディションになると、ふたり(中須賀、高橋)は経験があり、自分とはそこの幅が違いますね。前にいる2台の壁は高いです。それでも、明日は天候が回復しそうなので、さらに上を目指せるように頑張ります」