2019年から全日本スーパーフォーミュラ選手権に導入される新型シャシー『SF19』のテストカーが完成。6月14日にイタリア・ダラーラアウトモビリ社からラインオフされた。
このSF19は、現行シャシーであるSF14と同様に“クイック&ライト”をコンセプトにJRPとダラーラが協力して開発を進めているもの。2016年のF1安全基準への適用やホイールベースの短縮、オーバーテイクを促進するためのエアロダイナミクスなどが取り入れられる。
SF19は2016年夏に構想が練られ、同年10月に導入が決定。それから約8カ月の製作期間を経て、テストカーが完成した。
16日にはイタリアのダラーラ本社前で創業者のジャンパウロ・ダラーラ氏、同社のアンドレア・ポンテレモリ氏らも出席しての記念撮影が行われており、その模様がスーパーフォーミュラの公式Youtubeチャンネルで公開されている。
今後、このSF19テストカーにはホンダ、トヨタ、両メーカーの関係者によりエンジンが組み込まれ、現地15日(金)にイタリア・ヴァラーノサーキットで動作確認を実施。その後、日本に持ち込まれ、7月4~5日に富士スピードウェイでシェイクダウンされる。