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クロージング作品は『世界で一番ゴッホを描いた男』に カリコレ2018、全ラインナップ発表

2018年06月15日 13:51  リアルサウンド

リアルサウンド

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 今年で5周年目を迎える、シネマカリテが贈る映画祭「カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション2018」(「カリコレ2018」)の全上映作品が決定した。


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 7月14日から8月24日まで、6週間にわたって、東京・新宿にあるミニシアター、新宿シネマカリテで開催される同映画祭。ジャンルや国境を越えた選りすぐりの最新作、旧作、未公開作全54作品が上映される。先日発表となった第1弾作品に続いて、今回全ラインナップが発表された。


 クロージング作品は、10月20日から一般公開されることも決まっている『世界で一番ゴッホを描いた男』に決定。有名画家のレプリカ制作が盛んな中国 深セン市近郊にある“大芬(ダーフェン)油画村”でゴッホ作品のレプリカを1万枚以上描いてきた画家シャオヨンが、アムステルダムに訪れるまでを描いたドキュメンタリーだ。


 新作には、ベストセラー小説『The Dinner』をリチャード ・ギアとレベッカ・ホールの共演で映画化した『冷たい晩餐』、上海国際映画祭で最優秀作品賞、新人監督賞、新人女優賞、助演女優賞、脚本賞を総なめした話題作『閃光少女』、サイモン・ペッグやマイク・マイヤーズなどクセのある英国俳優が出演し、マーゴット・ロビーが妖しい謎の美女を演じるリベンジ・アクション『アニー・イン・ザ・ターミナル』、“世界一不気味な邸宅”が舞台の戦慄ダーク・ホラー『ダーケスト・ウォーター』などがラインナップ。


 さらに、貧困と犯罪、危険と悪意に満ちたLAに染まる元覆面レスラーの人生を描いた犯罪アクション『ローライフ』、70年代イタリア・アクションを語り尽くすシネマドキュメンタリー『ユーロクライム!70年代イタリア犯罪アクション映画の世界』、『ノーカントリー』著者の犯罪小説を『127時間』のジェームズ・フランコが映画化したヴァイオレンス・スリラー『チャイルド・オブ・ゴッド』、『海底47m』の監督が描くサバイバル・ホラー『ストレンジャーズ:プレイ・アット・ナイト(原題)』、『ジュラシック・パーク3』の特殊効果マンの監督デビュー作『プライマル・レイジ』、『REC』の監督が贈る戦慄のスパニッシュ・ホラー『ミューズ』、モーガン・フリーマン&トミー・リー・ジョーンズの共演で贈るアクション・コメディ『ベスト・バディ』、ダン・スティーヴンスとレベッカ・ホールが共演する『結婚まで1%』、カナダの新鋭アーテイストによる前衛ダーク・ホラ『CRESCENT 冷たい海の底』。プチョン&ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭W受賞のSFスリラー『アルカディア(仮)』など、さまざまな作品が集められた。


 また、カリコレがセレクトして贈る旧作には、伝説的カルトムービー『アタック・オブ・ザ・キラートマト』と、ジョージ・クルーニー出演の『リターン・オブ・ザ・キラートマト』がラインナップ。さらに、ホラー映画の巨匠ウェス・クレイヴン監督の『サランドラ』がデジタルリマスター版でスクリーンに蘇るほか、マカロニSFバイオレンス『マッドライダー』、山中貞雄の遺作『人情紙風船』も特別に上映される。(リアルサウンド編集部)