就活イベントなどを運営するマキシマイズは6月14日、インターンシップおすすめ企業ランキングを発表した。調査はオンユアマークと合同で今年2月に実施。2019年卒の就活生2717人から回答を得た。
インターンシップのおすすめ度を5点満点で聞くと、1位は「三越伊勢丹」(4.86点)。以降「日本交通」(48.3点)、「阪急交通社」「小野薬品工業」(同4.80点)、「ロッテ」「森永乳業」(同4.75点)が上位5位にランクインした。
学生が求めるインターン「双方向的で理解が深められるプログラム」
7位以降、「明治安田生命」(4.73点)、「ユニ・チャーム」(4.71点)、「山崎製パン」「スターバックスコーヒージャパン」「興和」「横浜銀行」(同4.67点)、「三菱食品」「日清製粉」(同4.63点)、「山星屋」(4.61点)、「ダイキン工業」「青山商事」「小林製薬」(4.60点)と続く。
19年卒の年度から1日のみの開催が事実上認められ、以前より一般化したインターンシップ。調査元は「企業もそれに伴い、ワーク型や体験型など多種多様なインターンシップを多くの学生に向けて用意するようになりました」とコメントしている。
おすすめ度平均値が上位のインターンシップ・プログラムを見ると、「座談会」を設けていることが多いという。他にも人事の雰囲気や社風、フィードバックの丁寧さなど担当者の「人柄」部分も大きくランキングに影響したようだ。
しかし会社側から一方的な実績アピールが多かったり、フィードバックがなかったりした企業のインターンシップは評価が下がりがちだ。また業界や企業理解に直結しないグループワークや体験ワークも学生から不評だった。
調査元は、学生からは「双方向的なやり取りの中で業界や企業への理解を丁寧に深められる機会」が求められていることがわかったとしている。
参加前後で志望度がUPした企業ランキング、1位「ミヨシ油脂」
またインターンシップ参加の前と後で、志望度が高くなった「志望度変化率企業ランキング」の結果も発表。最も志望度が上がった企業は「ミヨシ油脂」となった。上位5位には「阪急交通社」、「三井住友海上火災」、「レオパレス21」「阪急オアシス」(同率)がランクイン。
以降、6位「キヤノンメディカルシステムズ」「味の素冷凍食品」(同率)、8位「モランボン」「山田養鶏所」(同率)、10位「マリンフーズ」、11位「APカンパニー」、12位「dip」「サンデリカ」「UCC上島珈琲」(同率)、15位「エフピコ」と続く。有名企業だけが好評、というというわけで決してはないようだ。