アストンマーチン・レーシングは6月14日、2019年からのマーケット投入を目指す新型バンテージGT3、バンテージGT4を公開した。
新型バンテージGT3&GT4は、今季WEC世界耐久選手権にデビューした新型バンテージGTEから派生したマシンとされており、市販のバンテージをベースに4リッターV8ターボエンジンを搭載。GT3は可変ブーストにより545馬力を発生。アルミ製の軽量シャシーにスチール製のロールケージ、Xトラック製6速シーケンシャル、アルコン製クラッチ、ブレーキ、オーリンズ製ダンパー等を装備する。
バンテージGT3は、現行のV12バンテージに代わり2019年3月1日に公認を受けるべく現在開発が進められており、ブランパンGTシリーズ・エンデュランスカップとイギリスGTをマーケットの中心として投じる予定だという。
また、バンテージGT4も同様にGTEから派生しており、このル・マン24時間のレースウイークに展示された後、19年3月1日の公認を目指して開発が進められるという。
「ドライバビリティと、高い操作性が新型バンテージGT3とGT4を開発するなかで置かれた重要な目標だ」と語るのは、アストンマーチン・レーシングのマネージングディレクターを務めるジョン・ガウ。
「現行のV12バンテージGT3は、購入してから7年が経っても高い競争力を保っており、素晴らしい成果と言える。新型はこのコンセプトを受け継ぎ、さらなる飛躍を目指す。現在のGT3はカスタマーに高い人気を誇っており、より多くの選手兼に高いレベルで広げたいという希望をもっている」
「この希望は、これまで寄せられた関心から実現できると確信している」