映画『寝ても覚めても』のキャストコメントと新たな場面写真が公開された。
9月1日から公開される同作は柴崎友香の同名小説をもとにした作品。今年の『第71回カンヌ国際映画祭』コンペティション部門に選出された。忘れられないかつての恋人・麦と、彼と同じ顔をした誠実なサラリーマン・亮平の間で揺れる女性・朝子の8年間を描く。
今回公開されたキャストコメントで、麦と亮平の2役を演じる東出昌大は「観た後に、胸に残るこの『疼き』は何なのか、未だに分かりません。オファーを頂いた時は一人二役と聞き、キャラクターの差異をどのようにつけようかなどと夢想していましたが、監督のメソッドに真剣に取り組むうちに、浅はかな演じ分けなど必要ないと痛感しました」と明かした。
また、ヒロインの朝子役を演じる唐田えりかは「初のヒロイン、本格演技デビュー作ということもあり、初めは不安もあったのですが、東出さんがご飯に連れて行ってくださったり、敬語はやめようと言って頂いたお陰で、撮影前に関係性が作れたので、不安は無く、撮影に入るのが楽しみで仕方なかったです」と語っている。
さらに亮平の同僚の串橋耕介役を演じる瀬戸康史、朝子のルームメイトの鈴木マヤ役を演じる山下リオ、大阪にいる朝子の親友の島春代役を演じる伊藤沙莉、大阪にいる朝子の友達の岡崎伸行役を演じる渡辺大知(黒猫チェルシー)らのコメントも到着している。