エースコックの新商品「EDGE×わかめラーメン 35周年なのでわかめ3.5倍」がネット上で話題を呼んでいる。
「わかめラーメン」は1983年に販売開始され、今年で35年を迎えるロングセラー商品。6月11日に発売された今回の商品は、35周年記念にちなんで、従来商品より「3.5倍」のわかめが入っている。
実際に食べた人からは、ツイッターで「エースコック、バカだろwww」「わかめ減らねえ」「麺が見えねえええー!!」など称賛の声が寄せられている。実際どんなのものなのか。キャリコネニュース編集部も食べてみた。
お湯を注いだ瞬間からブワッと磯の香り わかめが多すぎて麺を掴むのが困難
わかめ3.5倍シリーズからは「ごま・しょうゆ」「ごま・みそ」の2種類が販売されており、今回筆者は「ごま・しょうゆ」をチョイス。小学生の頃、学校から帰ってきた土曜の昼によく食べていた商品だ。
全体量は従来商品・3.5倍ともに93グラムだが、麺は従来商品(64グラム)が3.5倍(60グラム)より4グラム多かった。その分、わかめが増量されていると思われる。また、容器には大盛りサイズが使用されており、カップには「わかめが多すぎるので大盛りの容器を使用します」「わかめ足りてました?」と記載されている。
蓋をめくった時点では、わかめの多さはあまり感じられない。しかしかやくを入れてお湯を注いた瞬間、磯の香りがぶわっと漂った。わかめの主張がすごい。待つこと3分。蓋を開けると、一面のわかめ。もはや麺が見えない。
わかめを別皿に分けて容器の横に置くと、大盛りカップが普通サイズに見えるほどの量に思える。わかめと、スープ等を入れて食べようとするが、箸で掴んだものはほぼわかめ。麺を掴むことが難しく感じられた。
サラダを食べた気になれるカップ麺 こんなにわかめを摂取できて200円
筆者(26歳女性)は普段早食いの気があり、カップ麺は5分以内で食べてしまう。しかしわかめの量とそれに伴う噛みごたえアップで、自然と噛む回数が増える。麺だけ食べると物足りなさを感じるため、わかめと麺を一緒に食べていく。
それでも中々減らないわかめ。先に麺がなくなってしまうほどだった。筆者はカレーや牛丼を食べると必ずルーやアタマが先になくなるので、ずっとトッピングのわかめが食べられるのが嬉しかった。
当初はここまでわかめが多いと飽きるのでは、と危惧していたが、かやくのごまやコーンがアクセントとなって箸が進む。スープは醤油ベースでいりこや鰹などの魚介の旨味が加えられたしっかりした味付けで、昼休みの身体にしみる。別添スパイスは自分好みで少しずつ足していくのがオススメだ。
結局、10分超えで完食したが、満腹度合いがすごい。それでも「わかめを食べた」という印象が強いため、ヘルシーな食事をした気がする。カップ麺を食べる時にありがちな罪悪感がまったくなかった。それなのに胃袋の満足度としては大盛りのラーメンを食べた上で、大盛りのサラダを食べた気分だ。
値段は通常商品が180円(税抜)なのに対し、3.5倍は200円(税抜)。20円でここまでわかめを堪能できることに「35周年記念」の懐の広さが感じる。またカロリーは通常商品が347キロカロリーなのに対し、3.5倍は329キロカロリーとなっている。
またカルシウム量は従来品が196ミリグラムなのに対し、3.5倍は347ミリグラム。厚労省によると成人のカルシウム推定平均必要量は1日500~600ミリグラムなので、1日に必要なカルシウムの半分以上が含まれているといえる。
アラサー女子は昼食で栄養面と金銭面を気にしがちだが、「サラダを購入する必要はない」と思ってしまったほどのわかめ量で、かつ財布にも優しい。ぜひ一度、3.5倍わかめラーメンを体感していただきたい。