2018年06月14日 11:42 リアルサウンド
イザベル・ユペール主演映画『エヴァ』より、ギャスパー・ウリエルとブノワ・ジャコ監督のインタビュー映像が公開された。
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本作は、ジェイムズ・ハドリー・チェイスの小説『悪女イヴ』を、『マリー・アントワネットに別れをつげて』のジャコ監督が映画化したミステリー。 他人の戯曲を盗んで発表したことで一躍成功をつかむも、期待されている2作目のペンが進まない作家ベルトランが、ある日出会った娼婦のエヴァに心を奪われ、周囲の人間を巻き込み官能と破滅の道を突き進んでいく。
今回公開されたのは、作家ベルトランを演じたウリエルと、メガホンを取ったジャコ監督が、エヴァ役のユペールについてや、ジャコ監督独自の作品の準備方法、ウリエルが役を準備する上で心がけていることについて語っているインタビュー映像。
ユペールとの共演について、ウリエルは「相手を尊敬するほど、圧倒されることは避けられない。刺激的だが恐怖も感じる。それが原動力にもなる」「僕が現場で目にしたものは素晴らしかった。完璧なまでにコントロールされているのと同時に、テイクごとに新鮮さや解放感のある演技で驚かせるんだ」と話す。ジャコ監督も「役者の演技に関する自由の、最大限にして理想形。それがイザベルだ」と今回6度目のタッグとなるユペールに賛辞を送っている。
また、ウリエルはジャコ監督独自の仕事の仕込み方について、「プロデューサーの家で食事をした際に、映画の話はせずともイザベルとの相性を見られていた。彼は洗練されたやり方で物事を采配するんだ。雰囲気を作ることにも長けていて、役者たちを上手に誘うんだよ」と述懐。そんなジャコ監督がウリエルについて、「彼が出た映画は全て観たが、これまでに一度として同じ演技はなかった」と話すと、それを受けたウリエルは「新たな経験に新たな気持ちで挑むだけ。それが刺激的だし、興奮する」と自らの役柄へのアプローチ方法を披露した。(リアルサウンド編集部)