F1カナダGPで大クラッシュを喫したトロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーが、ファンに対してメッセージを発表した。
ハートレーは予選で12番手と好位置を獲得、決勝に自信を見せていたが、スタート直後、ウイリアムズのランス・ストロールにヒットされた。大クラッシュの後、2台はコースアウトし、そのままリタイアとなった。
ハートレーはメディカルセンターに運ばれ、チェックを受けた後、病院に搬送されて、より詳しい検査を受けた結果、幸いけがはないことが確認された。
今シーズンのハートレーのパフォーマンスにレッドブル首脳陣は不満を持っているといわれ、シーズン中の解雇も検討されているとのうわさも持ち上がっている。そんななかでのリタイアだったが、レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコはカナダGPでのアクシデントについてはハートレーに落ち度はないとして、「あれはレーシングアクシデントだ。彼の将来には全く影響しない」と述べ、フランスGPでの続投も認めている。
クラッシュの体への影響、シート喪失の可能性を心配するファンに対し、ハートレーはSNSでメッセージを発表した。
「ネット上に優しいメッセージが次から次へと上がっていた。本当にありがとう。僕は大丈夫だよ」とハートレー。
「最近少しついてないし、いろいろとうわさ話がささやかれてもいるけれど、気持ちはとても前向きだし、今まで以上にハングリーだ。自分と周りにいる人たちを100パーセント信じている」
「次のレースでは運が開けるよう、努力を続けていく。最後に一番大事なことを言うね。僕はいまも笑顔を失ったりしていないよ」
「週末を通して素晴らしい仕事をしてくれたトロロッソとホンダに感謝している」