ブランパンGTシリーズを運営するSROモータースポーツとバーレーン・インターナショナル・サーキットは11月30~12月1日に『バーレーンGTフェスティバル』と題したイベントを開催すると発表した。
中東地域におけるモータースポーツの中心とも呼べるバーレーンで行われるイベントでは、ポルシェGT3チャレンジ・ミドルイーストやGT4ワールド・ファイナル、そして先日FIAによって開催が承認されたGT3国別対抗戦『FIA GTネイションズカップ』などが行われる予定。
メインイベントとなるGTネイションズカップではシルバークラスとブロンズクラスのドライバーがタッグを組み、自国の代表としてレースに参戦するもの。各国の代表として参戦できるのは1台のみだが、参戦チームの国籍に制限はなく、1チームから複数の国を代表するマシンがエントリーできる。
レースウイーク中、60分間のクオリファイレースが金曜日と土曜日午前に行われ、この結果を元に土曜午後の決勝レーススターティンググリッドが決められる。
同時開催のGT4ワールド・ファイナルはプロアマ、シルバーカップ、アマの3クラスで構成。GTネーションズカップと同様に2度の予選を経て決勝が行われる。
このGT4ファイナルに参戦できるのはSROが主催、または承認しているGT4選手権、具体的にはGT4ヨーロピアンシリーズやブリティッシュGT選手権のGT4クラス、ピレリ・ワールドチャレンジのGTSクラスなどへ参戦しているチーム。
なお、GTネイションズカップとGT4ワールド・ファイナルへ出場するチームのマシンと装備の海上輸送にかかる費用は、グローバルに参戦チームを募るべく、プロモーター側が負担するという。
そのほか、週末にはフォードGT40やポルシェ910、フェラーリ512といった旧車を使ったクラシック・エンデュランス・レーシングシリーズなども行われる。
GT3とGT4の頂上決戦が行われるバーレーンGTフェスティバル。世界各地でさまざまなGTレースを主催しているSRO主導となれば、世界中から参加を希望するチームが集まる可能性は充分で、開催初年度から大きな盛り上がりをみせるかもしれない。
GT3ネイションズカップのエントリーリストについては、遅くとも9月30日までにFIAによる承認を受けるという。