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シリーズ消滅の懸念も出た2018年新車両規則導入で、JAF-F4は“モノづくり”を加速させる

2018年06月13日 14:11  AUTOSPORT web

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2018年のJAF-F4では旧フォーミュラルノーの車両を受け入れる大変革が行われた
国内で唯一、開発競争があるミドルフォーミュラ『JAF-F4』。とはいえ、どのようなカテゴリーなのか、その実態を詳しく知る方はそう多くないのではないだろうか。auto sport本誌では、JAF-F4の魅力を紹介する記事を全5回にわたって紹介していく。

 F4はF3とFJ1600の間を埋めるカテゴリーとして1993年に誕生し、20年以上の歴史を持つミドルフォーミュラ。古くは道上龍に始まり、塚越広大、平川亮なども、F4を経て国内最高峰の舞台へと駆け上がっていったドライバーたちだ。近年もFJ1600からF4に進む若手ドライバーの数が増えている。

 2018年の第1回目は、今シーズンから改定された車両規則を徹底解説。これまでJMIA(日本自動車工業会)が開発したモノコックのみが使用可能だったが、2018年シーズンは新たにイタリアのレーシングカーコンストラクター、タトゥースがフォーミュラルノー向けに開発したモノコックも使用できるようになったのだ。

 この大幅な車両規則改定を受けて、一部関係者は「JAF-F4は選手権に旧型のフォーミュラルノーの車両を受け入れたことで、これまでのJAF-F4選手権は滅びてしまいかねない」と危惧したという。

 しかし、この新規則は“モノづくり”の機運を高めるための施策で、実際にJAF-F4が歩みだした新たな方向性は、予想以上に好意的に受け入れられているという。

“モノづくり”レースを加速させたJAF-F4、2018年の規則改正の狙いを考察する。

F4 PADDOCK NEWS Vol.1:加速する“モノづくり”レース(PDF)

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