映画『Mon Ange』が『エンジェル、見えない恋人』の邦題で、10月13日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。
精神病院に収容された母を持ち、誰の目にも見えない存在として生まれた青年エンジェルと、盲目の少女マドレーヌの恋を描いた同作。世間との接触を一切絶って施設の中で育てられたエンジェルがマドレーヌと出会って恋に落ちるが、マドレーヌが目の手術を受けることになり、2人の生活が一変するというあらすじだ。
目が見えないため、エンジェルの秘密に気がつかないマドレーヌ役を、同作で俳優デビューを果たし、その後ポール・ヴァーホーヴェン監督『エル ELLE』にも出演しているフルール・ジフリエ、エンジェルに自分の存在を明かしてはいけないと言い聞かせる母ルイーズ役を『シンドラーのリスト』『ダーク・ウォーター』『わたしたちの宣戦布告』などのエリナ・レーヴェンソンが演じている。監督は俳優としても活動するハリー・クレフェン。製作には『神様メール』『ミスター・ノーバディ』などの監督作で知られるジャコ・ヴァン・ドルマルが参加している。