2018年06月13日 12:02 リアルサウンド
ハリー・クレフェン監督の映画『Mon Ange(原題)』が、『エンジェル、見えない恋人』の邦題で10月13日より全国順次公開することが決まった。
参考:『神様メール』監督が語る、“現実と非現実”の映画論「登場人物の視点を通して世界を描いている」
本作は、存在が見えない青年と、盲目の少女が惹かれ合い、成長していく様を描くラブロマンス。パートナーが失踪を遂げ、精神病院に収容されてしまう主人公のルイーズは、誰にも知られることなく男の子を産み落とす。しかし、エンジェルと名付けられたその男の子は、誰の目にも見えない存在。世の中は異質なものを受け入れないという理由から、ルイーズはエンジェルに自身の存在を明かしてはならないと言い聞かせる。そんなある日、エンジェルは盲目の少女マドレーヌと出会い、たちまち恋に落ちてしまう。正体を隠したまま愛を育んでいく2人と、その切ない恋模様を描いていく。
製作は、『神様メール』『ミスター・ノーバディ』『トト・ザ・ヒーロー』を手がけたジャコ・ヴァン・ドルマル。監督のクレフェンは、ドルマル作品をはじめ、ジャン=リュック・ゴダール監督の『フォーエヴァー・モーツアルト』など数多くの作品に俳優として出演している。盲目の少女マドレーヌを演じたフルール・ジフリエは本作で女優デビューを飾り、本作撮影後にはポール・ヴァーホーヴェン監督の『エル ELLE』に出演。ルイーズ役は、『シンプルメン』や『愛・アマチュア』などハル・ハートリー監督作品への出演などで知られるエリナ・レーヴェンソンが務める。(リアルサウンド編集部)