ビズリーチが運営するOB/OG訪問ネットワークサービスのビズリーチ・キャンパスは5月末、「キャリアの参考になったインターンシップ」についてのアンケート結果を発表した。アンケートは2019年卒業予定の大学生・大学院生845人に実施した。
インターンシップの参加経験があると回答した学生はおよそ9割にのぼり、そのうちの約5割が合計5社以上に参加したと回答した。キャリア選択の情報源として、実際に職場体験できるインターンシップがここ数年で一般化しつつあることを裏付ける結果となった。
「銀行ではできないことまでアドバイスをいただくことができた」という声も
1位の野村證券をはじめ、アクセンチュア(4位)、東京海上日動火災保険(4位)、三井物産(6位)などは実務に近い内容を体験できる点が評価された。野村證券では、
「実際の業務内容に近い課題が与えられ、職業の本質を少し理解できた」(国際基督教大学/理系)
「時間をかけて提言を一人で作り上げるという作業で仕事を体験できた」(東京大学/文系)
「社員の方々のフォローが手厚かった」(上智大学/文系)
との意見があった。
2位のリクルート、3位の野村総合研究所などは、現場社員との接点やフィードバックが評価された。リクルートでは「ワーク中に自身のキャリアプランに関する個人面談が複数回行われた」(東京大学/文系/リクルート住まいカンパニー)、野村総合研究所では「毎日の定例ディスカッションで、鋭いフィードバックが1時間程続きディスカッションのレベルが上がったと感じた」(東京大学/理系)との回答があった。
また、ここ最近人気が急落している銀行業界だが、9位に三井住友銀行がランクイン。学生からは、「1週間ほど泊まり込みで行うインターンシップで、じっくり考える時間があった。 また、できることだけでなく銀行ではできないことや難しいところまでアドバイスをいただくことができた」(大阪大学/文系)という声が出ていた。