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トロロッソ、ハートレーを「全力でサポート」も契約の決定権はなし。レッドブルは近々の解雇は否定

2018年06月13日 09:31  AUTOSPORT web

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2018年F1第7戦カナダGP レッドブルのヘルムート・マルコとブレンドン・ハートレー(トロロッソ・ホンダ)
スクーデリア・トロロッソのチームマネージャーであるグラハム・ワトソンは、チームは100パーセント、ブレンドン・ハートレーをサポートしているが、トロロッソには彼の去就についての決定権はなく、すべてはレッドブルが判断することになると語った。

 レッドブル首脳陣は、ピエール・ガスリーとの比較でハートレーのパフォーマンスに不満を持っているといわれ、シーズン途中での解雇もあり得るとうわさされている。F1カナダGPでは予選12位という好結果を出したハートレーだが、スタート直後にウイリアムズのランス・ストロールにヒットされてリタイア、ポイント獲得のチャンスを失った。

 トロロッソのチームマネージャーであるワトソンは、F1フル参戦1年目のハートレーがポテンシャルを発揮できるよう、全力で彼のサポートをしていると述べている。

「彼にはいい結果を出してほしいと思っている」とワトソンはNewshubに対して語った。
「トロロッソチームとしては100パーセント、ブレンドンをサポートしている」

 一方でワトソンはトロロッソのドライバーの去就を決めるのはレッドブルであり、自分たちには決定権はないと認めた。

「ドライバーの管理は主にレッドブルが行っている。我々チームの仕事は、ふたりのドライバーと共に働き、彼らが将来ワールドチャンピオンになれるだけの能力を持てるように導くことだ」

「我々にはトロロッソのドライバーたちの運命をコントロールすることはできないのだ」

 カナダGPでのアクシデントについては、レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコはハートレーに落ち度はないと認めている。

「あれはレーシングアクシデントだ。彼の将来には全く影響しない」とマルコが述べたとMotorsport-Total.comが伝えた。

 マルコは次戦フランスGPにもハートレーは出場すると示唆し、彼の後任候補としてさまざまなドライバーを挙げる報道を打ち消した。