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宇宙旅行でもシャンパンが飲める! Mumm、特殊なボトルとグラスを9月に発売へ

2018年06月12日 21:03  Techable

Techable

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国際宇宙ステーションからの映像で、宇宙飛行士やさまざまなものが漂うシーンを見たことがあるだろう。無重力の環境であるためにそうなるのだが、当然、飲食物も浮く。

そんな環境で飲めるようにしたシャンパン「Grand Cordon Stellar」を、フランスのシャンパンメーカーMumm(マム)が発表した。特殊なボトルとグラスで無重力の環境でも飲めるようにしている。
・泡をグラスでキャッチ!
このボトルの外観はさほど目新しい感じはないが、どうやら鍵はボトルの口にあるリングにあるようだ。開栓すると、シャンパンに含まれる炭酸がシャンパンをボトルの口まで押し出す。

そして表面張力で液体は泡となるのだが、その泡をリングで空間に漂わせ、専用のグラスで泡をキャッチして口に入れる。
・シャボン玉感覚で
Grand Cordon Stellarは、宇宙飛行士の訓練に使われる機材の無重力空間の中ですでに試されていて、その様子をとらえたビデオを観ると、リングでシャンパンの泡を空間に漂わす様は、シャボン玉の要領に似ている。

また、シャンパンは液体ではなく泡状になっているので、漂う泡を専用のグラスでキャッチして“食べる”。綿あめを食べるような感覚に近そうだ。

この宇宙用シャンパンは9月に発売されるとのこと。開発が進み、宇宙飛行士ではなくても宇宙旅行ができる時代となりつつあるが、地球を眺めながらシャンパンで乾杯!という日がもうそこまできているようだ。

Mumm