スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦するカワサキは6月11日、3度のチャンピオンを獲得しているジョナサン・レイと2019年から2年間の契約を結んだことを発表した。
2008年からSBKに参戦しているレイは、2015年からカワサキ・レーシングチーム・ワールドSBKに加入。ZX-10RRを駆り2015年、2016年、2017年とチャンピオンに輝き、3連覇を果たしている。
レイは2018年でカワサキとの契約が終了することもあり、MotoGPへの参戦が噂されていたが、2019年シーズンもカワサキから継続してSBKに参戦することとなった。
今年で31歳を迎えたレイは6月10日に行われた第7戦チェコのレース1で優勝し、カワサキで44勝目をあげた。通算では60勝を記録しており、カール・フォガティが持つ59勝を上回って、SBK最多優勝記録を更新した。
継続参戦が決まったレイは「カワサキ・レーシングチームと来年から2シーズン継続参戦できることをとても喜んでいる」と次のようにコメント。
「昨シーズン末、我々がパートナーシップを続けるかについて話し合いを始めていた。今、話し合いをすべて終わらせ残りのレースに集中できる」
「2014年末に加入した瞬間からカワサキのファミリーに歓迎され、難しい夢を叶えて成功を収めた。ここは僕が居たい場所だ」
「もちろんそれは自然な流れだけど、一緒に信じられないストーリーを書き続けるチャンスを与えてくれたカワサキ・レーシングチームのみんなに感謝したい」
「ZX-10RRが今後もSBKの最前線を維持するためにこれまで以上に努力するよ。僕にはワールドチャンピオンシップを戦い続けるための最高のチームがある」