2018年F1カナダGPの土曜予選で、レッドブル・トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは16番手だった。
FP3終盤、ガスリー車に今回搭載された新パワーユニットにパワー低下が見られたため、ホンダは予防的措置により予選に向けてパワーユニット全体を交換した。新たに搭載したパワーユニットは前戦モナコGPまで使用していたものであるため、グリッド降格ペナルティは発生しないが、ガスリーは予選以降を今回のアップグレードがなされていない旧スペックのパワーユニットで戦うことになった。
■レッドブル・トロロッソ・ホンダ
ピエール・ガスリー 予選=16番手
今日はすごくついてなかった。すべてがうまくいっていると思っていたのに、FP3でパワーユニットに問題が発生したんだ。そのために旧仕様に戻した。カナダのように直線スピードが重要なトラックでは、大きな影響が出る。
そのためとても厳しい予選になった。ほんのわずかのタイム差でQ2に進めなかったことも、もちろん悔しい。
ポジティブな面に目を向けると、ホンダがカナダに持ち込んだアップデートには大きな前進が見られる。とても順調に機能していたから、できるだけ早くアップデート版で走りたいよ!
明日の決勝では苦労しそうだけど、全力を尽くす。カナダでは何が起きてもおかしくない。ミスが出やすい、難しいトラックだから、僕にチャンスが訪れるかもしれないよ。
(F1公式サイトのインタビューで、フリープラクティスで走行中、パワーユニットのアップグレードの効果に気付いたかと聞かれ)ストレートでのスピードが違う。エンジンから、より大きなパワーを得られる。そうするとストレートで速くなる。カナダのストレートは長いから、(パワー向上によって)ラップタイムにもたらされるゲインは重大だ。