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「ケイト・スペード」が秋の新作を品川で披露、黒リボンで哀悼の意

2018年06月09日 19:12  Fashionsnap.com

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プレゼンテーションの様子 Image by: FASHIONSNAP.COM
「ケイト・スペード ニューヨーク(kate spade new york)」が6月7日、2018年フォールコレクションを品川プリンスホテルのクラブeXで披露した。6月5日(米現地時間)に創業者ケイト・スペードの死が報じられて以来、国内では初のイベント開催となった。

 「ケイト・スペード ニューヨーク」は今年で創業25周年を迎える。アニバーサリーイヤーを記念して、"アメリカ横断の旅"と称し、米国内の様々な都市から着想を得たコレクションを1年を通して発表している。フォールコレクションでは、テネシー州ナッシュビルから着想。深いブルーやペールピンク、枯葉のようなブラウンといった落ち着いたカラーパレットで、実用的な素材やディテールを用いたルックを発表した。
 イベントでは、"音楽の街"として知られるナッシュビルにちなみ、ピアニストによる生演奏に合わせて秋の新作を着用したモデルが登場。イベントは死去の報道前から予定されていたもので、当日会場スタッフは、胸元に付けた黒いリボンを通して哀悼の意を表した。
 1993年に夫のアンディ・スペードとブランドを立ち上げたケイト・スペードは、2007年にブランドを離れている。イベント当日、来場者に配られたメモには「10年以上前に彼女自身はブランドを離れておりますが、彼女が生み出したブランドの世界観や哲学、そしてこの世界にもたらしてくれたすべての『美しいもの』を、心から誇りに思います。(新作のインスタレーションという)ブランドにとって大切な舞台ではありますが、ケイト・スペード氏のことを少しでも思い出していただける場所でもあって欲しいと願っています」と故人を偲ぶメッセージが記された。

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