今年もカナダGPは大賑わい、現地の様子をムッシュ柴田氏がお届けします。
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カナダGPはモントリオールの街も素敵だし、レースも盛り上がるし、好きなグランプリの一つです。日本と時差が13時間もあるのと、年々宿泊費が高騰するのが玉にキズですけどね。
今年も到着した翌朝、時差ボケ防止の日光浴も兼ねて、街の中心部にあるモン・ロワイヤル(王の山)まで走って来ました。息を切らして上っていると、実に軽快に駆け降りてくる女性が。ハミルトンのパーソナルトレーナー、アンジェラでした。その後からは、4、5人連れのオジサン軍団。フェラーリのテクニカル・ディレクター御一行でした。ウイリアムズの白幡メカニックたちもよく走ってるし、この山のF1人口密度非常に高し。
シャワーを浴びてサーキットに向かうと、まだ木曜日だというのに観客の長蛇の列!!
毎年人気のグランプリですけど、今年は特に観客が詰めかけてる印象です。まさかのストロール特需!?
しかも金曜午前中は、カナダ人ドライバーが二人もいましたしね。ほとんどの日本人には馴染みがないかもしれませんが、F2ドライバーのニコラス・ラティフィです。フォース・インディアからFP1に出場したんですが、カナダ人ドライバーがF1に二人同時に出たことって、はたして今まであったんですかね。ビルヌーブ親子の存在感があまりに強烈ですが、カナダ人F1ドライバーって意外に数が少ないんですよね。
のんびり、まったりした雰囲気の木曜日のパドックでは、こんなものも出てました。
オジサンが箱の中に、何やらチュ~っと注ぎ込んでる。これだけで何だかわかった人は凄い!!ヒントは、「カナダ名物」です。
箱の中は、氷です。それを木製スティックですくうと……。
カナダ名物メープルシロップ水飴の出来上がり!!これが意外に美味しくて、思わずお代わりしちゃいました。
一方マクラーレンのモーターホームでは、アロンソの定例囲みが和やかに行われました。
何か最近のアロンソは、表情もすっかり柔和になってしまって、『戦う男』のイメージはあまりありません。今回で、はやデビュー300戦。金曜日には、ガレージ前にスタッフ全員が集まって祝杯を上げました。
でも真ん中にでんと居座ってたのは、ザク・ブラウンだったんですよね。
それでもアロンソは、終始ニコニコ。丸くなりましたね~。