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インディカー第9戦:ペンスキー勢が予選トップ3を独占。琢磨も9番手と上々

2018年06月09日 09:11  AUTOSPORT web

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スーパースピードウェイでの初ポールポジションを喜ぶジョセフ・ニューガーデン
テキサス・モータースピードウェイで開催されているインディカー・シリーズ第9戦。8日に予選が行われ、ジョセフ・ニューガーデンがポールポジションを獲得した。佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は9番手から決勝レースに挑む。

 連戦が続くインディカー・シリーズ。今週の舞台はテキサスの1.5マイルオーバルだ。

 予選前に行われたプラクティスでは、トニー・カナーン(AJフォイト)がトップ。同タイムでロバート・ウィケンス(シュミット・ピーターソン)が続いた。しかし、予選ではチーム・ペンスキーの3台がライバルたちを圧倒する。


 2周のアタックで速さを競うテキサスの予選。まずはルーキーのザッカリー・クレイマン・デメロ(デイル・コイン)がアタック。

 8番目に登場した佐藤琢磨は、2周ともに23秒7台でまとめこの時点でトップに立つ。琢磨の次は、カナーンがアタック。カナーンは23秒6台を記録し47秒3085で琢磨を上回る。

 12番目のアタッカーは、シモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)。パジェノーは23秒5台で2周を走行。47秒0607でトップを奪った。セバスチャン・ブルデー(デイル・コイン)、ウィケンスも好アタックを見せたがパジェノーには届かない。


 そのパジェノーを上回ったのはチームメイトのニューガーデンだった。ニューガーデンは、1周目を23秒5162で走行すると、2周目はさらにスピードを上げ23秒4802を記録。合計46秒9964でトップに立った。

 最後のアタッカーはウィル・パワー(チーム・ペンスキー)。ニューガーデンに迫る速さを見せたが47秒0857と届かず3番手に。しかし、チーム・ペンスキーの3台がトップ3を独占する結果となった。

 ニューガーデンはバーバー・モータースポーツパークでの第4戦以来、今季2度目のポールを獲得。スーパースピードウェイでのポールポジションは初めてだ。

「ここですべてのレースカーがスピードを見せたことは素晴らしいことだね。チームや人員、僕たちのパドックには最高の人たちがいるんだよ。1-2-3は、すべてのクルマの競争力を示している。チームのいちばん印象的なことは、持っているクルマをお互いにどれだけ競争力のあるものにしていくか。彼らは本当によくやってくれている。チーム・ペンスキーにとって大きなチャンスだね」とニューガーデン。


 琢磨は最終的に9番手グリッドを獲得。インディ500では苦戦していたが、マシンの調子は上向きのようだ。

「昨年からダウンフォースが400ポンド以上減っているので、パック(集団)が伸びで、インディ500のように追うのは難しいと思います。ここのバンクでは、テキサスの典型的な2ワイドレースになるし、日が沈めば2番目のラインを走行できる。エキサイティングなレースになると思いますよ」と琢磨はコメントしている。