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F1カナダGP FP1:トップはフェルスタッペン、トロロッソ・ホンダのガスリーは10番手発進

2018年06月09日 00:51  AUTOSPORT web

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2018年F1第7戦カナダGP FP1 マックス・フェルスタッペン
快晴に恵まれたカナダGP初日。午前10時からのFP1は、気温18℃、路面温度32℃、やや強い風がメインストレートでは追い風となるコンディションで始まった。このセッション、フォース・インディアはセルジオ・ペレスに替わり、地元カナダのニコラス・ラティフィが出走している。ピレリはここに前戦モナコと同じ、スーパーソフト、ウルトラソフト、ハイパーソフトを用意した。 

 エンジン全開率が約60%に達する、名うてのパワーサーキット。メルセデスは予定されていたアップデートを、「品質に問題が出た」として急きょ投入を見送ったが、ルノーとホンダは新仕様を持ち込んだ。それがどれだけラップタイムに反映されるかも、今週末の見どころの一つだろう。

 開始後27分。そのルノーの新パワーユニットを積んだニコ・ヒュルケンベルグが、「ギヤシフトできない」と無線連絡。ヘアピン立ち上がりでストップし、黄旗からすぐに赤旗中断となった。12分後に再開するとハイパーソフトを履いたフェルナンド・アロンソがメルセデスの2台を抜いて、1分14秒064のトップタイムを出す。とはいえ昨年のFP1ベストがルイス・ハミルトンによる1分13秒809であり、まだまだ本来のペースではない。

 開始後1時間、マックス・フェルスタッペンがハイパーソフトで1分13秒389を出して首位に。一方ダニエル・リカルドはウルトラソフトのみで周回を重ね、7番手に留まっている。その直後、ランス・ストロールがシケイン立ち上がりでウォールに接触し、右リヤタイヤがパンク。そのままゆっくり1周し、何とかピットに戻った。終了直前にはチームメイトのセルゲイ・シロトキンが、ターン6でスピン、リヤからタイヤバリアに接触したが、自力でピットに戻って行った。

 終盤になってもハイパーソフトを履くドライバーは少数派で、結局フェルスタッペンがトップのままセッションは終了した。ウルトラソフトのハミルトンが、0.088秒差で2番手。チームメイトと同じハイパーソフトを履いたリカルド、0.2秒落ちで3番手に付けた。フェラーリ勢は、最後にハイパーソフトを履いたセバスチャン・ベッテルが4番手。キミ・ライコネンはチームメイトから約0.15秒差の6番手だった。

 トロロッソ・ホンダはセッション後半までピエール・ガスリーがウルトラソフト、ブレンドン・ハートレーがスーパーソフトのみで周回。ガスリーは終盤に、トップから1秒7差の10番手まで順位を上げた。ハートレーはチームメイトから0.7秒落ちの16番手に留まった。