宮藤官九郎が演出、脚色を手掛ける舞台『ロミオとジュリエット』が、11月20日から東京・下北沢の本多劇場で上演される。
ウィリアム・シェイクスピアの戯曲『ロミオとジュリエット』は、街を2分して争う2つの家にそれぞれ生を受け、許されぬ恋に身を焦がした末に悲劇的結末を迎える2人の恋愛劇。ロミオ役を三宅弘城、ジュリエット役を舞台初出演となる森川葵が演じる。共演者はマキューシオ役の勝地涼、ティボルト役の皆川猿時(大人計画)に加えて、小柳友、阿部力、今野浩喜、よーかいくん、篠原悠伸、安藤玉恵、池津祥子、大堀こういち、田口トモロヲ。
シェイクスピア作品を初めて手掛ける宮藤官九郎は「『なるべくまんまやる!』」とコメント。また三宅弘城は「まあロミジュリ史上、最珍傑作になることは間違いないと思われます。でもボクはまだちょっとウソだと思っています」、森川葵は「舞台という一発勝負の場でお客様を目の前にしてお芝居をすることは初めてなので、とても不安で考えるだけで胃が痛くなる思いなのですが、映画等でお世話になった宮藤さんの元でこの初めてを経験させて頂けることは本当に嬉しく有難い機会を頂けたと感謝しています」とそれぞれコメントを寄せている。
東京公演終了後には新潟、大阪、愛知での公演を実施。チケットの先行予約の受付は8月上旬、一般販売は9月上旬を予定している。
■宮藤官九郎のコメント
私ごとですが2年ほど演劇を怠けておりました。 そしてこの後、またしばらく演劇を怠ける予定です。
なんだか後ろめたいなあ。そう感じていたら、「三宅さん主演でロミオとジュリエットをやりませんか?」というイカれた企画が舞い込んだ。
しかもジュリエット役の森川さんは初舞台。これは演劇人として初心に帰れということか・・・。
というわけで、現段階で決めていることは「なるべくまんまやる!」
■三宅弘城のコメント
きっとウソだと思っていました。宮藤君は会っても何も言わないし、マネージャーはなんとなくスルーするし、プロデューサーの大矢さんはずっとニヤニヤしてるし。
ところが、皆さん諦めたのか腹をくくったのか、少しずつロミジュリのことを口にするようになりました。
そして集まった素敵なキャスト。この名作が宮藤官九郎氏の演出でどう料理されるのか。。。
まあロミジュリ史上、最珍傑作になることは間違いないと思われます。
でもボクはまだちょっとウソだと思っています。
■森川葵のコメント
舞台という一発勝負の場でお客様を目の前にしてお芝居をすることは初めてなので、とても不安で考えるだけで胃が痛くなる思いなのですが、映画等でお世話になった宮藤さんの元でこの初めてを経験させて頂けることは本当に嬉しく有難い機会を頂けたと感謝しています。
皆様に近い距離で素敵な時間をお届けできるよう精一杯、やれることをやりきりたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。