7日、世界モータースポーツ評議会会合が開催され、2018年と2019年のF1レギュレーションに関していくつかの変更が承認された。
今年2回目の会合はアジア初の会場としてフィリピン・マニラで開催された。会合の後、FIAは、2019年のF1スポーティングおよびテクニカルレギュレーションに関して最近行われた電子投票の結果を確認したと発表した。これにより、オーバーテイク促進を狙い、フロントウイング、ブレーキダクト、リヤウイングに関する空力的変更が行われる見込みだ。
FIAはF1のレース中のバトルとオーバーテイクを増やすことを重要視、そのため2019年に空力規則の変更を行うことをチーム側に提案しており、上記変更に関して承認されたことを5月1日に発表していた。
今回の評議会会合では、2018年のF1スポーティングレギュレーションについての変更も承認された。それは決勝スタート前に行われる国歌斉唱セレモニーの前に、マシンとドライバーは今までよりも10分長くスターティンググリッドにとどまらなければならないという規則だ。メディアによるドライバーインタビューの時間を増やし、スタート直前の彼らの声をファンに伝える機会を拡大するための措置であり、この規則変更は今週末のカナダGPから採用される。