トロロッソがF1オーストリアGPからマクラーレンのリザーブドライバー、ランド・ノリスをブレンドン・ハートレーの代わりに起用しようとしたと伝えられているが、ハートレーはシート喪失の懸念は一切ないと断言した。
レッドブルとトロロッソはハートレーのパフォーマンスに不満を抱き、彼の後任を探しているといううわさがささやかれるなか、今週、レッドブル陣営がマクラーレンにコンタクトを取り、現在F2でポイントリーダーのノリスのレンタルについて打診したと報じられた。この申し出をマクラーレンは断ったということだが、トロロッソはこの報道についてコメントしていない。
カナダGPを前にモントリオールを訪れたハートレーは、当然のことながら、メディアからこの件について聞かれることになったものの、シーズン途中で外されるという心配はしていないと答えた。
「2戦連続でこういったうわさについて答える羽目になっている」とハートレーが述べたとF1公式サイトが報じた。
「コメントしたくはないんだけどね。僕は自分の契約の状況を把握している。トロロッソを陰で支え、マシン開発に貢献している。その自分の仕事には自信を持っているんだ。モナコでは、予選では物事がうまくいかなかったが、それ以外は週末を通して力を発揮していた」
「今週末もいつもと同じアプローチで臨む。いい週末にしたいと思っているよ。うわさについてコメントするのは意味のないことだ」
「F1では常にいろいろなうわさが流れている。僕にはF1でいい仕事ができるだけの能力がある。それが分かっているんだ」
この件についてチーム代表フランツ・トストと話をしたかという問いに対し、ハートレーは「まだフランツと話をしていない」と答えた。
「僕は週末の仕事に集中している。(うわさについて)会話をかわすことすら意味のないことだと思っている。うわさについてコメントするのはばかげているよ」
ハートレーはシーズン途中で解雇される可能性を明確に否定している。
「僕には契約がある。今後のレースを楽しみにしている。アップデートも予定されているしね」と彼はSky Sportsに対して語った。