6月22日から全国公開される映画『焼肉ドラゴン』の本編映像が公開された。
鄭義信の作・演出による同名舞台を鄭が自ら映画化する『焼肉ドラゴン』。高度経済成長期の1970年を舞台に、故郷を奪われ、関西の地方都市で小さな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む6人家族が、時代の波に翻弄されながらも力強く生きる姿を描く。一家の長女・静花役に真木よう子、次女・梨花役に井上真央、三女・美花役に桜庭ななみがキャスティング。幼なじみの静花への想いを秘めたまま梨花と結婚する常連客・哲男役を大泉洋、美花と秘めた恋を繰り広げる長谷川豊役を大谷亮平、哲男の一人息子を大江晋平が演じる。
公開された本編映像では、自転車で2人乗りしながら坂を下ってきた哲男と梨花が、「焼肉ドラゴン」の前で自転車を降りた途端に関西弁で激しく口論する場面が映し出されている。2人の様子をみて「どないしたん?」と顔を出す静花や、口論の末に「もう結婚せん!」と発言する梨花の姿を確認できる。
キャスト全員のセリフが関西弁となる同作。撮影現場では、関西出身者が大谷のみだったため、方言指導の担当者による厳しいチェックが行なわれていたという。北海道出身の大泉は「関西弁の指導してくれた方のノートを見たら、井上真央ちゃんのとこだけ花丸がついていて、私はバツだらけ。思わず、贔屓してない?って聞きました(笑)」とコメント。また井上は口論のシーンで大泉の自転車走行が下手だったために「自然と怒りが沸き出て、リアルな感情で演技が出来た」と明かしている。