コクヨは6月7日、オフィスチェアーに関する調査結果を発表した。調査は今年3月にインターネットで実施し、20~60代の会社員800人、経営者・役員400人、計1200人から回答を得た。
就業中の着座時間を見ると、最も長いのは「企画・マーケティング」で8時間17分。2位に30分以上の差をつけ、堂々1位にランクインした。
着座時間が少ない業種は「販売・サービス」、「医療・福祉」
2位は「デザイナー・クリエイター」(7時間45分)、3位「ITエンジニア(SE・システム開発)」(7時間40分)だった。
総務省統計局の2015年社会生活基本調査によると、平均睡眠時間は7時間40分。トップ3の職種は睡眠時間と同じかそれ以上の時間、仕事中に着座しているようだ。
4位以降を見ていくと、「経理」(7時間30分)、「研究職」(7時間26分)、「総務」(7時間25分)、「エンジニア(機械・電子)」(7時間17分)、「人事」(7時間5分)、「事務(一般・営業・経理)」(6時間53分)、「経営者・役員」(6時間15分)が上位10位に入る。
最も少なかったのは「販売・サービス」で3時間44分。「医療・福祉スタッフ」も3時間56分と4時間を切る結果となった。どちらも立ち仕事など、身体を使う仕事だ。
勤務中、座っている割合が最も高い業種は「企画・マーケティング」
勤務時間を聞くと、トップ3には「営業・コンサルタント」(9時間8分)、「デザイナー・クリエイター」(9時間6分)、「販売・サービス」(8時間59分)がランクイン。以降、「エンジニア(機械・電子)」(8時間41分)、「総務」(8時間38分)、「研究職」(8時間34分)と続く。
また「広報」(8時間)、「経理」(8時間14分)、「医療・福祉系スタッフ」(8時間15分)などは比較的短い傾向にあったが、どの職種も8時間以上で、平均勤務時間は8時間29分だった。
就業中の着座時間と平均勤務時間から「勤務中、座っている割合が高い業種」を見ると、1位は「企画・マーケティング」で着座率97%。次ぐ「ITエンジニア(SE・システム開発)」(92%)、「経理」(91%)も9割を超える結果となった。
4位以降、「研究職」(87%)、「総務」(86%)、「デザイナー・クリエイター」(85%)、「エンジニア(機械・電子)」(84%)、「人事」「事務(一般・営業・経理)」(同83%)と続いた。