IT企業のサンネットは6月3日、ぽっちゃり向け出会い系サイト「ぽっちゃりコングレ」のサービス提供を開始した。同サービスはその名の通り、ぽっちゃりの人向けの出会いサイトだ。同サービスの特徴について、公式サイトには
「自分は痩せてるけどぽっちゃりが好きな人、自分もぽっちゃりでぽっちゃりが好きな人、自分はぽっちゃりだけど痩せてる人が好きな人、食べるのが大好きな人、運動が嫌いな人、ぽっちゃりな人がパートナーでもOKという人を探してる人、ぽっちゃりにまつわるありとあらゆる人が集う場を提供しています」
と記載されている。
「痩せていなければ恋愛できない」へのアンチテーゼ
同サイトでは、登録者同士メッセージや写真のやりとりが行える。通常のSNSのようにメッセージを公開状態にすることも可能だ。1週間無料で利用でき、以降は有料会員登録が必要となる。
他マッチングアプリサービスだと男性は月額料金で3000~4000円程度の課金が必要となるものが多い。しかしぽっちゃりコングレは月額500円で、無制限にメッセージを送ることができる。業界最安値といっても過言ではなさそうだ。
同社代表の渡邊高明さんは「妻との会話が開発のきっかけになりました。最近は『痩せてなくちゃ恋愛できない』という風潮がありますよね。でも、そのままの自分が輝ける出会いがあってもいいのではと思い、サービス提供に至りました」と説明する。
「最近のマッチングアプリなどでは、プロフィール写真を加工する人も多いです。でも自身を偽らず、もっとのびのび恋人や友人をと出会えればと。外見より、温かい人柄であったり、楽しい性格であったり、交際や結婚をする前にじっくり自分自身を伝えられるサービスを目指しました」
婚活市場で「ぽっちゃり」は不利ではない
また、「最近は渡辺直美さんのように、ぽっちゃりでもかっこよく活動している人も多いです」とし、婚活市場においても「ぽっちゃりは不利ではないと考えています」と話す。
「何よりふくよかな人が好み、という人もいますし、『付き合うならモデルがいいけど、結婚するなら穏やかな人がいい』という人も多いでしょう。そんな出会いを提供し、1組でも多くのカップルに幸せになってほしいです」
今後は2019年までに会員数1万人を目指している。