10月19~21日にツインリンクもてぎで開催される『2018 FIM MotoGP 世界選手権シリーズ第16戦 MOTUL 日本グランプリ』。日本グランプリのチケットが発売される6月9日(土)を前に、バイク好きで知られるお笑いコンビ、チュートリアル福田さんとバッファロー吾郎竹若さんがオートスポーツweb編集部を訪問し、2018年シーズンのMotoGPや、日本GPの楽しみ方を語った。
バイク好き芸人が集まる『RGツーリングクラブ』のメンバーでお馴染みの福田さんと竹若さん。福田さんは国内で放送するMotoGPの解説も務めており、レプソル・ホンダ・チームのダニ・ペドロサ好きで有名だ。
二輪ロードレースの最高峰であるMotoGPは、現在、全19戦中6戦を終えてレプソル・ホンダのマルク・マルケスがポイントランキングでトップをキープしている。そんな今シーズンのMotoGPをバイク好きのふたりはどう見ているのだろうか。
「フランスGPまでマルケスが異常に調子が良いなっていう印象で、誰もマルケスを止められないのかなと思ったんですが、イタリアGPの予選ではあまり調子も良くなくて、決勝レースで転倒してしまいましたよね」と福田さん。
「マルケスはチャンピン最有力候補かなという気がするんですが、シーズンはまだまだここから。アンドレア・ドヴィツィオーゾも調子上げてくるでしょうし、(バレンティーノ・)ロッシも半年ぶりにポールポジションを獲ったり、(ホルヘ・)ロレンソもドゥカティで初優勝と、楽しみがいっぱいありますね。僕が大好きなダニ・ペドロサの今シーズン初優勝もまだ見れていませんし(笑)」
「あとは、今シーズンから最高峰クラスに日本人ライダーの中上(貴晶)君がステップアップしています。イタリアGPでは転倒しちゃいましたけど、ポイントを4戦連続で獲っています。日本グランプリでは、うまくいけば表彰台も期待しつつ、トップ10に入るところを見れるんじゃないかと思いますね」
「(MotoGPの下のクラスである)Moto2、Moto3も日本人ライダーがトータル5人出場しています。Moto3に関しては、(日本人ライダーが好調なため)もしかしたら君が代が聞けるんじゃないかっていうのを期待してます。もてぎでその瞬間が見れたら良いですよね」
一方、竹若さんは「(福田さんが話して)ほぼほぼ言うことないんですけど(笑)」と話すも、「今年は独走態勢じゃないレースがいくつかあって、自分が好きな選手を応援しやすいシーズンだなと思っております」と語る。
ちなみに福田さんがレプソル・ホンダのペドロサが大好きというのは多くのファンが知っているが、竹若さんの好きなライダーは誰になるのだろうか。
「綺麗なライディングの人が好きなので、意外とペドロサが好きなんですよ」と竹若さん。
「昔からエディ・ローソンが好きだったので、あんまりゴリゴリに乗る人はそんなに……。(ヨハン・)ザルコ、ロレンソあたりも好きです。ド派手に攻めるケビン・シュワンツやフレディ・スペンサーであったりとかは、巷でうわーっとなりますけど、地味な人を応援するのは俺らしかない! みたいな部分がちょっとあったりしますね」
約4か月後の10月には、MotoGPの興奮が日本のツインリンクもてぎにやってくる。今年の日本GPでは、新たに決勝レース直後にメインストレートを開放してコース上から表彰式に登るライダーを祝福することができる『セレブレーションアリーナ』の開催に加え、各ステージのトークショーや前夜祭など多くのイベントが行われる。そのなかでもふたりが絶対に外せないというのが『グランプリロードR123パレード』だ。
『グランプリロードR123パレード』は、国道123号線の道の駅もてぎを出発して、ツインリンクもてぎまでの約7kmを栃木県警察の白バイとパトカー先導のもと、レジェンドライダーやゲストとともに走行。最後はMotoGPの予選が行われたレーシングコースを走って締めくくる。
パレードは今年で7年目を迎え、年々、参加台数や規模が大きくなっているという。昨年もパレードに参加した福田さんは「パレードに1000台のバイクが集まるのって、世界中でもないんじゃないかと思います」と話す。
「(参加台数を)ギネスに申請したら、もしかしたら通るんじゃないかって何年か前に言われましたよ。なので、みなさんも参加してもらって、すごいパレードをやってるっていうことをアピールしたいと思ってます」
「あと(パレードには)レジェンドライダーも来てくれます。その他、トークショーがあったりもしますので、そちらの方も来ていただきたいです」
MotoGP日本GPの前売り観戦券は6月9日(土)10時から発売。『グランプリロードR123パレード』の申込みも、同じく6月9日からスタートする。日本グランプリではレースと合わせて、会場で行われる様々なイベントに参加してみてはいかがだろうか。
なお、イベント情報の詳しい情報はツインリンクもてぎ公式サイトまで。