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フェラーリが3年連続で『エンジン・オブ・ザ・イヤー』を受賞。ほか5部門で栄光を手にする

2018年06月06日 12:31  AUTOSPORT web

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3.9リッター・直噴ツインターボエンジンを搭載するフェラーリ488Pista
1999年に創設され、今年で20周年を迎えた『インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー(IEOTYA)』が6月5日に発表され、フェラーリ488 GTBや488 Pistaに搭載される3.9リッター・直噴ツインターボV8エンジンが3年連続でIEOTYAアワードを受賞。また、過去20年の歴代アワード受賞エンジンのなかで、もっとも優れているものに贈られる『ベスト・オブ・ザ・ベスト』を獲得した。

 過去7年間にわたって、“4リッター超”カテゴリーと“ベスト・パフォーマンス・エンジン”カテゴリーを席巻してきたフェラーリ。今年は3年連続で3.9リッター・直噴ツインターボV8エンジンが栄えある栄冠を勝ち取っている。

 488GTB、488GTBスパイダーに搭載されているこのエンジンは、最大出力670PS、最大トルク760Nmを発揮する高性能エンジン。2018年3月のジュネーブ・モーターショーでワールドプレミアされた488 Pistaには、さらにパフォーマンスを向上させ、最大出力720PS、最大トルク770Nmを誇る同エンジンが搭載されている。

 そんな3年連続で世界最高のエンジンに選出されたフェラーリの3.9リッター・V8エンジンは、IEOTYAアワードと共に、“ベスト・パフォーマンス・エンジン”カテゴリーと、3~4リッタークラスの“パフォーマンス・エンジン”カテゴリーを制覇。また、IEOTYA過去20年の歴代受賞エンジンから68名の国際審査員の投票により最優秀賞を選定する『ベスト・オブ・ザ・ベスト』を獲得した。

 IEOTYAの共同会長であるディーン・スラブニッチ氏は「488 GTBの3.9リッター・V8エンジンは、高性能ターボチャージャーを搭載したエンジンとしては、ライバル不在と言えるほど極めて水準が高く、非の打ち所がなかった」と語る。

「ところが、この世界最高のエンジンは、488 Pistaに搭載すべく再開発と調整がなされ、性能がさらに向上した。現在我々は、フェラーリによる最高峰の技術を目の当たりにしている。ターボラグが無く、見事なまでのパワー伝達、命あるかのような感情、そして強烈なエンジン・サウンドと圧倒的なパワー。このフェラーリV8エンジンはまさに芸術作品だ」

 さらに今年は、フェラーリ812スーパーファストに搭載される6.5リッター・自然吸気V12エンジンが“4リッター超”カテゴリーと、“最優秀ニュー・エンジン”カテゴリーで2冠に輝き、フェラーリは2018年のIEOTYAにおいて全6部門で賞を受賞。自動車メーカーとして、過去最多の受賞数を記録している。