サーキットでの最高の運動性能と日常走行における高い実用性を併せ持つ高性能車の代名詞的存在である『BMW M4』に、かねてから存在していたオープントップモデル『BMW M4カブリオレ』が、1981年のBMW日本法人設立以来初の導入が決定。併せて、初代M3のカブリオレ・モデル生誕30周年を記念した限定車も上陸し、5月24日より受注が開始された。
動力性能はもとより、その卓越したダイナミクスとハンドリング・バランスで世界中のドライバーを魅力してきたスポーツモデル『BMW M4』に、このレンジのMモデルで日本市場初となるオープントップモデルが登場。
現在は4ドアの『M3』、2ドアの『M4』と呼称が整理された同モデル・ラインナップの中でも、エンジン出力や走行性能を高めた"コンペティション"と呼ばれる高性能トリムが導入され、そこに爽快なオープンエア・ドライビングを組み合わせた、まさに究極と呼べる1台になっている。
心臓部はその“コンペティション”バージョンとなる伝統の直列6気筒、ツイン・ターボ・チャージャーに高精度直噴システム、ダブルVANOS、そしてバルブトロニックを組み合わせたBMW M社製3リッター“Mツイン・パワー・ターボ”を搭載。
最高出力450PS/7000rpm、最大トルク550Nm/2350~5500rpmという幅広い回転域を許容するフレキシビリティを実現した上で、怒涛のピークパワーと最高回転数の7600rpmまでよどみなく回りきる官能性を備えた、Mモデルならではの高回転型出力特性を両立している。
その珠玉のエンジンに組み合わされる駆動系は、ローンチコントロール機能を備えた7速のDCTに、車速、アクセル開度、ホイールの回転速度、ヨーレートなどの車両情報を常に検知し、電子制御式多板クラッチの断続を行う“アクティブMディファレンシャル”や、ホイールの動きをセンサーが監視し、瞬時にダンパーの減衰力を電子制御する“アダプティブMサスペンション”など、Mを名乗るに相応しい機能が備えられた。
さらに、その走りを包むインテリアと注目のルーフ機構には、走行速度約18km/h以下で全開閉20秒足らずという3分割式のリトラクタブル・ハードトップを採用。
ルーフを開けている時にはボディ後端までフラットに伸びるキャビンがエレガントなシルエットとバランスのとれたプロポーションを、そしてルーフを閉じた状態ではBピラーのないクーペ特有のダイナミックかつ優雅なルーフラインを実現している。
また、走行中のさまざまなデータを取得できるスマートフォン用アプリ“BMW Mラップタイマー”も備え、USB接続した端末に車速、前後および横方向の加速度、エンジン回転数、使用したギヤポジション、ステアリングアングル、アクセルペダルの開度、燃費までを記録し、ドライバーがデータロガーとして活用することも可能となっている。
このオープンM4の初上陸にあわせて、『BMW M4カブリオレ』の欧州における初代モデル(M3カブリオレ)発売30周年を記念した世界限定車『BMW M4カブリオレ30 Jahre(ドライシッヒ・ヤーレ)』も同時上陸となり、世界限定台数300台、日本限定10台が設定された。
歴代の印象的なモデルを想起させる2種類の特別なカラーに、専用インテリアカラーを組み合わせ、鮮やかなイエローのマンダリンIIには専用のイエローステッチを施したブラックのメリノレザーを。初代『BMW M3』より特別なモデルに採用されてきた深いブルーのマカオ・ブルー・メタリックには、ブラックとシルバーストーンの専用バイカラー仕上げメリノレザーが組み合わされた。
さらに軽量構造の20インチ鍛造ホイールは専用のオービット・グレー塗装とし、シートのヘッドレストやカーボンファイバー製インテリアトリム、ドアシルプレートには限定モデルであることを示す“Edition 30 JAHRE”のレタリングが備えられる。
全車右ハンドル仕様のみとなり、正式には『BMW M4カブリオレ コンペティション』となる通常ラインは1380万円。10台限定の『BMW M4カブリオレ30 Jahre』は1483万円となり、両車ともに今秋以降のデリバリー開始を予定している。
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