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約100タイトルの挿絵作品を展示、「藤田嗣治 本のしごと 文字を装う絵の世界」が開催

2018年06月04日 20:12  Fashionsnap.com

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藤田嗣治 1928年頃 撮影:アンドレ・ケルテス ullstein bild / Uniphoto Press
藤田嗣治の没後50年を記念した「藤田嗣治 本のしごと 文字を装う絵の世界」が、ベルナール・ビュフェ美術館で開催される。会期は前期が6月23日から8月21日まで、後期が8月23日から10月30日まで。

 フランスで画家としての地位を確立した藤田は、絵画だけではなく挿絵本の仕事にも積極的に取り組み、1919年に初の挿絵本「詩数篇」を手掛けた。1920年代には30冊以上の挿絵本がフランスで出版されるなど、生涯を通じて100冊を超える「本のしごと」に携わった。
 同展では、戦前のフランスで発行された藤田の挿絵本のほか、雑誌の表紙や新聞連載といった1930年代~1940年代の日本での仕事など約100タイトルの挿絵作品を展示。挿絵本の展示にあわせて、関連する油彩や版画、陶芸作品などを多数出品する。このほか、藤田が10代後半の時に親友に送った絵葉書や妻に送った手紙などを紹介。また、木版や銅版画、水墨など多彩な技法で描かれた猫や、26匹の猫が描かれた屏風作品「猫」を特別展示する。
■開館45周年記念展 没後50年「藤田嗣治 本のしごと 文字を装う絵の世界」会期:前期 2018年6月23日(土)~8月21日(火)/後期 2018年8月23日(木)~10月30日(火)期間:10:00-18:00(4-8月)/10:00-17:00(9、10月)休館日:水曜日(8/15は開館)会場:ベルナール・ビュフェ美術館(静岡県長泉町東野クレマチスの丘515-57)入館料:大人 1,000円、高・大学生 500円、中学生以下無料電話番号:055-986-1300
■特別講演「藤田嗣治 本のしごと 没後50年を迎えて」講演:林洋子(美術史家)開催日 : 2018年7月8日(日)14:15開催場所 : クレマチスの丘ホール定員:200人予約:055-986-1300