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16歳の少年少女の恋と友情、青春の残酷さ 伊映画『最初で最後のキス』

2018年06月04日 19:12  CINRA.NET

CINRA.NET

『最初で最後のキス』
映画『Un Bacio』が『最初で最後のキス』の邦題で6月2日から東京・新宿シネマカリテほか全国で順次公開される。

2016年の『イタリア・ゴールデングローブ賞』で最優秀脚本賞を受賞した同作。高校ではみ出し者扱いされているロレンツォ、ブルー、アントニオの3人が、自分たちを阻害する生徒たちに復讐を試みるが、ある出来事をきっかけに友情が壊れ始めるというあらすじだ。

監督は『ミラノ、愛に生きる』『あしたのパスタはアルデンテ』の脚本を務めたイヴァン・コトロネーオ。コトロネーオ監督は2008年にアメリカで発生した「ラリー・キング殺人事件」の記事をもとに自ら執筆した原作小説『UN BACIO』を映画化し、共同で脚本も手掛けた。撮影は『グレートビューティー/追憶のローマ』に参加したルカ・ビガッツィが担当。

予告編ではブルーがロレンツォに「ゲイの友達は初めて」と語る場面や、3人が「ニュートン高校のはみ出し者3人組に」と乾杯するシーン、誕生日プレゼントを渡すロレンツォにアントニオが「僕につきまとうな」と暴行を加える様子、アントニオが猟銃を構える姿などが映し出されている。劇中では、Lady Gaga“Born this way”などの楽曲が使用されている。

日本での公開にあわせ、ロレンツォ役のリマウ・グリッロ・リッツベルガーが来日。6月2日に新宿シネマカリテで行なわれる舞台挨拶に登壇する。