映画『覚悟はいいかそこの女子。』のヒロイン役を唐田えりかが演じることが発表された。
10月12日から公開される同作は、椎葉ナナによる同名漫画の実写版。幼い頃から女子に囲まれ、自分はモテると思い込んでいるが、実際は異性と付き合った経験のない古谷斗和を主人公に、同級生から「お前は観賞用男子だ!」と指摘された斗和が、その汚名を晴らそうと学年一の美少女・三輪美苑に告白し、認めてもらおうと奮闘する様を描く。斗和役を中川大志が演じるほか、健太郎、甲斐翔真、若林時英らが共演者に名を連ねる。監督は井口昇。
『第71回カンヌ国際映画祭』コンペティション部門に出品された『寝ても覚めても』でヒロイン役を演じ、同映画祭のレッドカーペットにも登場した唐田えりか。『覚悟はいいかそこの女子。』では、斗和の安易な告白に対して「カッコ悪い男」と一刀両断するも、斗和と接するうちに心を開いていく三輪美苑役を演じる。
唐田は美苑のキャラクターについて「すごく難しい。表面的にはサバサバしていて、とてもクールな女の子なんですけど、実は内に秘めている感情が沢山あって、とても純粋な女の子』と表現。初共演の中川大志については『演技が終わった後に『やりにくくなかった?』とか『もっとこうした方が良い?』とか中川君からお芝居に対する提案を沢山してくれたり、改善点を一緒になって探ってくれるのでとてもありがたかったです」と語っている。
また唐田は撮影初日に、中川に対して「逆壁ドン」をするシーンに挑戦。「中川君とは身長差があるので、壁ドンをする際の距離感や角度がすごく難しかったです」「女の子が男の子に壁ドンする機会ってほとんどないと思うので、新鮮でした。上手く壁ドンできると気持ちよかったです」と振り返っている。
なお映画の公開に先駆けて同作のドラマ版が6月24日からMBS、6月26日からTBSで放送開始。
■唐田えりかのコメント
私の撮影は、映画のクランクインから少し時間が経ってからだったので、すでに現場の雰囲気が出来上がっている中に入っていくのは不安もありドキドキしました。主演の中川大志君が、すごく優しく気遣いがある方なので、甘えさせてもらってばっかりでした。私が演じた美苑は、クールビューティーで、ちょっとしたことでは動じない女の子なんですけど、それだけではなく、好きな人(美術の柾木先生)に対する表情や徐々に斗和に対して心を開いていく表情など、微妙な心の変化や気持ちを表現するように演じました。