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Suchmos、RADWIMPS、NEWS、EXILE……2018年W杯を盛り上げる各局テーマソングに注目

2018年06月03日 10:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 4年に一度のサッカーの祭典、『2018 FIFAワールドカップ』が現地時間6月14日から7月15日にかけて、ロシアで開催される。第21回目のFIFAワールドカップとなり、東ヨーロッパでは初開催となる記念すべき大会だ。


(関連:Suchmos、なぜ“2018 NHKサッカーテーマ”に? サカナクションら歴代起用傾向から紐解く


 日本代表は日本時間6月19日21時よりキックオフとなる対コロンビア戦で初戦を迎える。この試合が中継されるNHKでは、“2018 NHKサッカーテーマ”としてSuchmosの「VOLT-AGE」を起用(6月20日発売『THE ASHTRAY』収録)。現在、NHKスポーツオンラインのワールドカップページにて公開された、NHKオフィシャルミュージックビデオで同曲を聞くことができる。サッカーのテーマソングといえば、選手やサポーターの士気を高めるようなアンセムが多数存在するが、Suchmosの「VOLT-AGE」はそれらとは異なるバイブスを備えた一曲。〈心つなぐのはそのHeart beat〉というサビ部分の歌詞にある、心の奥底で静かに燃える闘志が表現されたような楽曲だ。「STAY TUNE」のヒットで音楽シーンに新たな旋風を巻き起こしたSuchmosが、同局のテーマソングの歴史にも新たな風を吹き込むこととなった。


 日本時間6月28日23時よりキックオフとなるポーランド戦を中継するフジテレビでは、“2018フジテレビ系サッカー テーマ曲”として6月6日に発売されるRADWIMPSの「カタルシスト」を起用。「FIFAワールドカップロシア大会」のフジテレビ系関連番組で同曲が使用される。2011~2年に“NHKサッカーテーマ”を務めた「君と羊と青」は、スポーツ的な要素というよりはバンドの音楽性が主体となった楽曲だったが、「カタルシスト」はスタジアムの響きが似合うRADWIMPS流のロックアンセム。<誰を負かしたいわけじゃない/ただ自らの高みへ>という強いメッセージが込められた一曲だ。また、同曲シングルの完全生産盤は“汗ジャケ”仕様となっており、YouTubeでは無数に飛び散る水しぶきが印象的なトレーラーが公開されている。


 日本時間6月24日24時キックオフのセネガル戦を中継する日本テレビでは、6月27日に発売されるNEWSの「BLUE」を“日本テレビ系ロシア2018テーマソング”に起用。同曲は6月5日放送『KちゃんNEWS』(文化放送)で初解禁されるとのことだが、NEWSは「WORLD QUEST」(2012年)、「SEVEN COLORS」(2013年)、「ONE-for the win-」(2014年)、「ANTHEM」(2015年)、「KINGDOM」(2017年)と同局の大会テーマソングを歴代担当してきた実績を持つ。ジャニーズ屈指のサッカーテーマ曲のレパートリーを誇るNEWSの最新アンセムがどのようなインパクトをもたらすのか注目だ。


 そのほかにも、 “2018 TBSサッカー中継テーマソング”には、今年再始動を果たしたEXILEの「Awakening」が起用されており、優しくも力強いボーカルで歌われるミディアムナンバーが挑戦者たちが描く未来への夢を応援する。


 多くの国民が関心を寄せるスポーツ大会を盛り上げる、各局のテーマソング。今年のW杯では、これらの楽曲が選手やサポーターたちの熱気をさらに高めていくことになるだろう。(久蔵千恵)