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富士24時間:ENDLESS GT-Rがまさかのトラブルで首位陥落。83号車アウディが逆転でトップ浮上

2018年06月03日 06:51  AUTOSPORT web

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83号車Phoenix Racing Asia R8(L.キョン・ウィー /M.リー/M.モウ/M.ホファー組)
富士スピードウェイで行われているピレリ・スーパー耐久第3戦富士SUPER TEC 24時間レースで、実質総合トップを走行していた3号車ENDLESS GT-R(YUKE TANIGUCHI/山内英輝/銘苅翼/峰尾恭輔/砂子塾長/山田真之亮組)にトラブルが発生。これにより83号車Phoenix Racing Asia R8(L.キョン・ウィー /M.リー/M.モウ/M.ホファー組)が総合トップに立った。

 富士24時間の特別規則で、すべての車両は決勝レース中、20時間経過前に8分以上のピットイン作業を2回以上行わなければならないメンテナンスタイムを消化する必要がある。

 ENDLESS GT-Rは、14時間が経過したところでピットインし、1回目のメンテナンスタイムを消化。総合首位でコースへと戻っていった。

 しかし、ENDLESS GT-Rがコースへと戻った数分後、マシンの左フロントから白煙が上がるというまさかのトラブルが発生。緊急ピットインを強いられる。

 これによりENDLESS GT-Rは首位陥落。81号車J-Fly Racing R8(J.リー/A.クート/川端伸太郎/A.ピカリエッロ組)が総合トップに浮上する。

 15時間が経過したところで100号車トレーシースポーツwith SPV(平優弥/田中良平/keny lee/山田遼/松井有紀/日比野哲也組)が最終コーナー手前でマシンをストップ。これにより2度目のフル・コース・イエロー(FCY)が導入される。

 FCYを利用し、各車続々とピットイン。総合トップとなったJ-Fly Racing R8と2番手の99号車Y’s distraction GTNET GT-R(浜野彰彦/星野一樹/藤波清斗/安田裕信/S.ジェン組)もピットに入る。総合3番手の83号車Phoenix Racing Asia R8はコースに留まった。

 81号車はこのピットインでメンテナンスタイムを消化するためにマシンをガレージに。そのタイミングでFCYが解除される。

 これで83号車Phoenix Racing Asia R8が逆転で総合トップに浮上。2番手Y’s distraction GTNET GT-R、3番手J-Fly Racing R8という並びとなった。

 レースは残り9時間。総合上位3台はメンテナンスタイムを1度消化しており、2度目をどこで消化するかが勝負の分かれ目となるだろう。

 なお、ENDLESS GT-Rは15時間が経過したところでコースに復帰するが、総合7番手と大きく順位を落とした。