MotoGP第6戦イタリアGPのフリー走行1、2がイタリア ムジェロ・サーキットで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)が初日総合12番手で好発進した。
フリー走行1では1分48秒878でトップから約1.6秒差の18番手だった中上だが、フリー走行2は1分47秒901の11番手。トップにつけたアンドレア・イアンノーネ(チーム・スズキ・エクスター)からは約1.2秒差だった。この日はフリー走行1と2の間に路面温度が15度近く上昇しコンディションが大きく変わったにもかかわらず、中上は1秒近くタイムを縮めている。
「今日は午前から午後にかけて温度条件が上昇し、フリー走行2は暑めのコンディションになりました。セッションを重ねてバイクの状態はよくなり、ラップタイムもどんどん詰まっていって、コースインするたびに気持ちよく走れるようになりました」
フリー走行2では、10番手につけたホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ・チーム)との差はわずかにコンマ約2秒差。中上は初日総合で12番手につけた。予選日では、フリー走行3までの総合結果トップ10までが進出できる、予選Q2進出を目指す。
「コンマ数秒の差で今日はトップ10を逃してしまいましたが、明日はさらにタイムを詰めていける手応えがあります。明日午前のFP3では、Q2へダイレクトに進出できるラップタイムを記録したいので、この調子で気持ちを引き締めてさらに頑張ります」
Q2進出が決まれば12番グリッド以内獲得が決定する。かねてから目標としている決勝レーストップ10圏内でのフィニッシュに向け、前進することになるだろう。