MotoGP第6戦イタリアGP、MotoGPクラスは、イタリアのムジェロ・サーキットで1日目の2回のフリー走行を行い、アンドレア・イアンノーネ(スズキ)が1分46秒735で初日総合トップに立った。
MotoGPクラスのフリー走行1日目は午前中の1回目、午後の2回目共ドライコンディションで行なわれた。1回目をトップで終えていたイアンノーネは、2回目のセッション序盤からファステストを記録してセッションをリードする。ところが開始15分付近で、ワイルドカード参戦のドゥカティのテストライダー、ミケーレ・ピロ(ドゥカティ)が1コーナー進入で転倒、セッションは約20分間赤旗中断となる。
約20分後に再開されたが、今度はアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)が1コーナー手前でエンジンブローに見舞われ、転倒こそ免れたものの、オイル処理のため、赤旗が掲示され約7分ほどセッションは2度目の中断となる。
再開後、イアンノーネは終盤のアタックで1分46秒735を記録、両セッションでトップタイムを記録し、初日を完全制覇した。
総合2番手にセッション終盤に1分47秒122を記録して一時リーダーボードのトップに浮上したマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)。ビニャーレスは午前中の1回目は4番手に終わり、1コーナーで飛び出し転倒も喫したが、2回目はセッション2番手につけた。
総合3番手に1分47秒218でマルク・マルケス(ホンダ)。マルケスは午前中の1回目は6番手に止まり、午後の2回目のセッションも1回目の赤旗解除直後に4コーナーで転倒を喫したものの、終盤のアタックで1分47秒218を記録して初日を総合3番手で終えた。
総合4番手に1分47秒365でヨハン・ザルコ(ヤマハ)、総合5番手に1分47秒403でジャック・ミラー(ドゥカティ)、総合6番手に1分47秒433でカル・クラッチロー(ホンダ)が続き、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は1回目8番手、2回目7番手、2回目に記録した1分47秒445で総合7番手。フランコ・モルビデリ(ホンダ)が1分47秒497でルーキートップの総合8番手に続き、総合9番手に1分47秒569でダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)は1回目に記録した1分47秒691で総合10番手で初日を終えた。
フリー走行2回目で激しい転倒を喫したピロは1回目に記録した1分47秒803で総合11番手。ピロはメディカルセンターを経て病院に搬送された。
中上貴晶(ホンダ)は1回目18番手、2回目11番手、2回目に記録した1分47秒901で総合12番手で初日を終了。トラブルに見舞われたドヴィツィオーゾは1分47秒902で総合13番手。ダニ・ペドロサ(ホンダ)が1分47秒924で総合14番手、ハフィス・シーャリン(ヤマハ)が1分47秒946で総合15番手に続いた。
以下、総合16番手に1分47秒996でアレックス・リンス(スズキ)、総合17番手に1分48秒113でアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、総合18番手に1分48秒221でティト・ラバット(ドゥカティ)、総合19番手に1分48秒269でポル・エスパルガロ(KTM)、総合20番手に1分48秒458でスコット・レディング(アプリリア)、総合21番手に1分48秒524でアルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)、総合22番手に1分48秒573でカレル・アブラハム(ドゥカティ)、総合23番手に1分49秒044でブラッドリー・スミス(KTM)、総合24番手に1分49秒082でトーマス・ルティ(ホンダ)、総合25番手に1分49秒757でチャビエル・シメオン(ドゥカティ)の順で初日を終えた。