大人気の中、ファンに惜しまれながら2008年に活動を休止した人気バンド・ELLEGARDEN。しかし今年8月から東京・新木場STUDIO COAST、宮城・仙台PIT、千葉・ZOZOマリンスタジアムで同バンドのライブツアーが行われる。
復活が発表された当日はツイッターのトレンド上位をELLEGARDEN関連が占めるなど、大きな話題となった。そのチケットの1次先行受付当選落選の発表が6月1日。しかし発表から数時間、すでにチケット売買サイトで高額での取引が行われている。
応募多数で落選祭りに 正規価格の100倍以上の値段で取引
正規のチケット代はライブハウスで行われる東京・宮城公演で2900円、スタジアムで行われる千葉公演でも4500円。他の国内バンドの公演と比べると、ドレスコーズが5月に新木場STUDIO COASTで行うライブのチケット代が4000~4700円、[ALEXANDROS]が8月に千葉・ZOZOマリンスタジアムで行うライブが7000円。人気バンドとしてはかなり安い。
また各会場のキャパシティは、新木場STUDIO COASTが2400人、仙台PITが1400人、ZOZOマリンスタジアムが3万人とされている。チケットの枚数自体は少なくないが、久しぶりのライブのため応募が殺到。落選者が多数出る事態になっていた。
そうしたこともあり、現在ネット上でチケットが高額転売されている。1日18時現在、「チケット流通センター」では19件、合計27枚が出品。1枚あたりの金額は最安が1万円で、最高60万円というものもある。正規価格の200倍以上だ。
それでも18件中14件が「取引中」となっており、1枚60万円のチケットでも欲しいという人がいるようだ。他にも「チケットストリート」でも高額出品が確認できた。
「エルレが本当に好きなら高額チケット買っちゃダメ」という声も
チケットを販売するイープラスの利用規約では「転売の禁止」が明記されており、当該行為が判明した場合、入場を認めないことがあるという。
また、同バンドはチケット代を低価格にすることをポリシーにしているため、ツイッターでは「エルレが本当に好きなら絶対に高額チケット買っちゃダメだ」などの声が多数出ている。