ほぼ毎戦連載中のホンマさんの自宅特派員レポート。今回は大きなアクシデントもなく抜けないモナコで78周トレイン状態となっていましたが、まぁたまにはこんなレースもありますよね。次のカナダは眠気を吹き飛ばすオーバーテイク見せて欲しいですが……。
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こんにちは、自宅特派員のホンマです。
わたくしが暮らすこの北の大地でも、暖かな日が多くなってまいりました。
「あらもしかして、コートを脱いでもいいかしら?」な13、4℃当たりから浮かれだす北海道民。
大通り公園では「〇〇祭り」が開催され、隙あらば昼間から酒を吞もうとする北の民達ではございますが、
皆25℃を超えはじめると、暑さに耐えられず倒れます。最弱民族です。
今年も、ほどほどに上昇してほしいと心から願っております。
ところで6月の中頃、南米コロンビアにいる親戚が来道することになりまして。
札幌周辺の観光をと、ただ今模索している最中でございます。
南米生まれの南米育ちな従妹たちに、はたして何がウケルのか。
でっかいどーはでっかいことがウリなんだけど、あっちのでかさ半端ないし(ジャングルあるし)
小樽にある喫茶コロンビアにコロンビア人連れていったら、笑いがとれるかなーと小一時間考えていたんですが、どうでしょうか。
次回に何も報告がなければ、そういうことですので、そっとしておいてあげてください。
さてモナコ。
今年もついに、あこがれのモナコGPがやってまいりましたよ!
あのお美しい公妃様を、同じ地で眺めてみたい感じたい。
だがしかし、ビール一杯2000円との噂を聞いて、観戦に行ける人どれだけいるのと震えておりましたが、
わたしくのフォロワーさん、ぽちぽちと観に行かれておりました……。
皆さん、経済回してて素敵すぎる。
グリッドガールも地域限定のようですが、復活してましたね。
あんなに背中を出しているのに品があるモナコ美女。
そしてその隣には、ペアとなっている、これまたお美しいグリッドボーイが。
……グリッドボーイは、いらない気がしないでも、いやなんでもないです。
他のGPでも復活してほしいなあ。
その予選。
去年の雪辱を果たしたいキミ・ライコネンファンのわたくしではございますが、
繰り返される08年のエイドリアン・スーティルさん撃墜映像に、雪辱を果たす前に心がちょっと折れました。
あの右に左に揺れる滑る流れるライコさん映像は、ホラーと言っても過言ではなく。
スーさん、あの時は本当にすまなかった。
結果は定番の4番手スタートな偶数でございます。
一昨年の雪辱を果たしたいダニエル・リカルドファンな皆さんも、同じ気持ちでございましょう。
わかります、わかりますとも。
でもレッドブル、なんだか速くてうらやましいのよ。
メルセデスのイマイチ感も相まって、こりゃポール取られちゃうのかしらと観ておりましたが、お見事ポールでございました。
FP3でクラッシュして予選に出場できなかった(フェルス)タッペンさん。
ポール取れる車なだけに、余計悔しいだろうなあと思う反面、
きっと最後尾から鬼の形相で攻めてくるんだろうなあと思うと、申し訳ないけれどもちょっと楽しい。
抜けないモナコで抜けるのか。
これまた決勝の見どころでございましょう。
そうそう、今回、非常に混乱したのがタイヤ表記でありまして。
スーパー、ウルトラ、ハイパーのソフト三兄弟。
ウルトラとハイパー、どっちが柔らかかったんだっけ?と何度も確認いたしましたよ。
うーん、わかりづらい。
試しに銭湯に置き換えて考えてみましたが、スーパー銭湯、ウルトラ銭湯、ハイパー銭湯。
あ、なんかハイパー銭湯が一番やばめには感じるかも?
なるほどハイパー。確かにハイパー。
さて決勝。
雨が降ると言われていましたが、結局は降りませんでしたねー。
スタート1周目を無事にこなし「いやでもいつかセーフティカーがでるでしょう?」と観ておりましたが、ついに出ず。
あれ?モナコって、こんな感じだったっけ?
いつもは途中で、バーン!とかドーン!とかやっていたから、気づかなかっただけなんですな。
周回数をどれだけ重ねても、抜けない祭り絶賛開催中。
何もないと、うううーーーん、つまらない。
終始ペースのあがらぬリカルドさんカー。
パワーダウンの無線に、きたきたドラマの始まりだわよ!と期待(すまん)しましたが、
セバスチャン・ベッテルさん、最後まで抜けませんでしたね。
どんなにつまっても、トレインになっても、誰も抜けないモナコ道。
もしかして、フロントウイング落ちてたレベルでも、抜けなかったかもね、なーんてね、まさかね。ははは。
いやいやリカルドはよく守った。よく走ったよ。
モナコ優勝、本当におめでとう。
そしてこの、一昨年の雪辱を2年後に晴らす法則からみるに、来年はライコさんの番ではございませぬか?
あらやだモナコ行っちゃう?今からお金貯めちゃう?と立ち上がりかけましたが、
ライコさん、来年もいるのかな……。
今はちょっと、それ考えるの止めときましょうかね。
淡々とサラリーマンのように周回をこなす、メルセデスなルイス・ハミルトンさん。
「タイヤが心配だ」無線でちょっぴりドキドキさせていただきましたが、
ドキドキ期間があまりに長すぎて、あのタイヤはどのタイヤだったのと、よくわからなくなりましたよ。
いいんです、あれもこれも戦略です。
きっとご本人もつまらないレースだったんだろうけれども、ポイントゲットの3位。
このつまらん(失礼)レースで、盛り上げてくれたのが(フェルス)タッペンさん。
最後尾からグイグイ抜いてくれての9位!
まあ予想していましたが、やっぱり速いのよねぇ。
キレッキレでどこまで上げるのかなあ、と期待もしておりましたが、またぶつけるんじゃないのと心配も。
ちゃんと途中でポイント持って帰ることに専念しだしたので、ほっといたしましたよ。
そのタッペンさんをナイスブロックしていたのがルノーのカルロス・サインツJr.くん。
わたくし的モナコGPのドライバー・オブ・ザ・デーはサインツくんでございます(笑)
55周目、タイヤ交換したばかりのニコ・ヒュルケンベルグさんをうまいこと前にいかせての絶妙のタッペンブロック。
いつもはやる側なタッペンさんのイライラぶりが、画面からにじみでていて、いやあ痛快。
サインツくんは、あの狂犬(失礼)を、よくぞ抑えた! (結果抜かれたけれども)
チームメイトと戦略違ってタイヤに苦しんだレースだったけれども、ポイントゲットできて本当によかった!
さて我らがライコさんですが、予選順位のままの4位でございました。
たいした見どころもドラマもなく……。
途中バルテリ・ボッタスさんに抜かれるかとドキドキいたしましたが、そんなこともなく……。
ただ淡々と、時が過ぎゆくモナコかな。
まあ、こんなレースもありますよね。
次回に期待ですよ!
次はどこだ、って、ぎゃーーカナダだーーーーー!!!
サラリーマンを地獄に突き落とす、恐怖の放映時間カナダ……。
なんとか乗り切ってみせましょうぞ。
そしてみなさん、お体大切に。
それではまたー!
ホンマ ナオコ
おまけ
F1カーにみえてきましたかね?