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富士通が服のシェアリングサービスを期間限定で銀座三越に導入、アプリでレンタルが可能に

2018年06月01日 14:42  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

商品QRコード読み取りイメージ Image by: 富士通
富士通が、スマートフォンアプリを通じてオンラインと実店舗で商品をシェアリングするシステムを導入し、銀座三越3階の売場でトライアル検証を実施する。実施期間は、三越伊勢丹の従業員向けが6月18日から6月28日まで、顧客向けが8月1日から11月30日まで。

 同システムではアパレルブランドや百貨店が商品データを登録することで、スマホアプリを利用したシェアリングサービスを始めることができる。顧客はシェアリングサービスを通じて、実店舗で試着した服やアプリ内で検索した商品をスマホアプリから手軽にレンタルすることが可能となる。また、実店舗の販売員がチャットでコーディネートを提案するなど、既存顧客や潜在顧客に対して実店舗の強みを活かした付加価値を提供する。
 今回の検証では、顧客は対象商品に付いたQRコードを読み取ることでアイテムを有料でレンタルできる。商品をお気に入り登録すると、実店舗の営業時間外にもアプリを通じてレンタルの予約が可能。このほか、販売員が実際のコーディネート写真などの情報を顧客に送信する機能や、チャットを通じたスタイリング相談機能などを検証する予定だ。
 富士通は今後、検証結果をもとに機能強化を図り、小売業およびアパレル業向けのサービスとしての提供を検討していくという。